広瀬川を望む静かなカフェ。青葉区米ケ袋「珈琲まめ坊」

広瀬川を身近においしいコーヒーと共に過ごす、安らかな時間。子育ての合間にほっとひと休み、心のお洗濯はいかがですか。仙台市青葉区米ケ袋にある、「せんだいのびすくサポーター」登録店舗の「珈琲まめ坊」をご紹介します。

ウッディな空間でコーヒーブレイク

仙台市青葉区米ケ袋、片平丁通りに面して建つ、おとぎ話に出てくるような一軒家。「珈琲まめ坊」は、珈琲豆を一生懸命育てている生産者さんと、珈琲を愛するお客さんをつなぐ架け橋になりたいと、「一杯のコーヒーに、ありったけの思いを込めて」をコンセプトに2009年10月にオープンしました。

床・天井・腰壁も木でつくられたウッディな店内は、つい長居してしまいそうな心地良い空間です。曲線を描くカウンタ―席が2席、テーブル3つがゆったりとレイアウトされ、落ち着いて過ごせます。 家族連れや子ども連れは大歓迎とのことですが、コロナ禍以降、感染症対策で定員を5名に制限し、座席の距離を十分に取って、穏やかに過ごしていただくスタイルです(※来訪時にあらためて説明があります。感染症の状況に応じて、制限を緩和する場合があります)。

柔らかな日差しと木に包まれた店内

曲線を描くカウンタ―席は、窓ガラス越しに竹林、その先に広瀬川を眺めることができます。

自然と向き合うカウンター席
焙煎士の青木まさ江さん

「床はフラットで木を採用しているので、お子さんの足にもやさしいと思います。また駐車場にマットを敷いてから、ベビーカーや車椅子でいらっしゃる方も移動しやすくなりました。

珈琲を飲みながら読書をしたり、ぼーっとリラックスして過ごす方も多いです。カウンターでもテーブルでもお好きな席に座って、思い思いにくつろいいただきたいです」と焙煎士の青木まさ江さんは話しています。

丁寧に淹れるスペシャルティコーヒー

青木さんは、世界7カ国、36の農園を訪問視察。そして信頼できる生産者さんを選んで、生豆を仕入れています。

「丁寧に1杯ずつ珈琲を淹れることがすごく好きです」と話す青木さん。生豆を自家焙煎して、色むらや欠けや割れがある豆を肉眼で見て、丁寧に一粒一粒取り除いたり、豆の種類や焙煎の度合いで珈琲の淹れ方も変えるなど、細かく気を配り、おいしい1杯の珈琲を届けています。

珈琲の淹れ方も豆に合わせて丁寧に

「珈琲まめ坊」はスペシャルティコーヒー専門店。「スペシャルティコーヒー」とは、栽培条件や収穫方法などが徹底管理され、国際基準によって品質を評価・認定された豆であることの証。実は世界で生産されるコーヒー豆のうち、約5%しか認定されない貴重な高品質の豆です。

カウンタ―席で

定番ブレンドが3種類のほか、約15種類の単一銘柄の珈琲、季節限定のブレンドがあります。珈琲の好みが分からない場合は、オーダーの際に気軽に相談してみては。プレママ向けにカフェインレスコーヒーも用意しています。

また、珈琲のオーダーと一緒に珈琲カップは洋食器と和食器のどちらが好みかを聞き、お客さんの雰囲気や珈琲の味わいに合うカップを選んでいるそうです。

珈琲に合う焼菓子とオリジナルブレンドも

珈琲にぴったりのお菓子も用意されています。取材時はハンドメイドドーナツにじねこ(nijineco)さんのナッツがたくさんトッピングされている「珈琲ラスク」、パティスリーエピスさんの濃厚な珈琲の香りと味わいがする「珈琲フィナンシェ」がありました。どちらも青木さんが信頼しているお店に特注でつくってもらった、ここでしか手に入らないオリジナルの焼菓子です(その時々によってラインナップが変わります)。

左が珈琲フィナンシェ、右が珈琲ラスク

また、好みの味や香り、イメージなどを伝えて、世界にひとつのオーダーメイドブレンドもつくってもらえます。お好きなブレンド名のオリジナルラベルを豆の袋に貼付してもらえるので、記念日や出産祝いにも喜ばれそうです(完成まで7日ほどお時間をいただきます、とのことです)。

珈琲に外の景色が映る

場所は東北大学正門前から徒歩約3分。地下鉄東西線「青葉通一番町」駅から徒歩約10分。片平公園や仙台市片平市民センターが近く、米ケ袋壱丁目公園(魯迅下宿跡)の隣にあるので、散歩や公園に遊びに行った帰りに寄るのもいいですね。

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珈琲まめ坊 

住所/仙台市青葉区米ケ袋1丁目1-12
駐車場/有(3台)
営業時間/12:00~19:00 
定休日/木曜、祝日の場合は営業
HP/ https://www.mamebou.com/
Instagram/https://www.instagram.com/cafemamebou/