小さく生まれた赤ちゃんと親御さんのための「みやぎリトルベビーハンドブック」/infinity~宮城リトルベビーサークル~

小さく生まれた赤ちゃんと、その親御さんたちのサークル「infinity~宮城リトルベビーサークル~」。

代表の村上理美さんは、サークルの立ち上げについて「小さく生んだお母さんが私の周りにいなくて、『ほかのお母さんたちはどうしているんだろう』って思ったんです。うちの子は在宅酸素で退院したのですが、周りにそういう子もいないし、酸素が取れる見込みもわからない。身長体重も伸びなくて、『今後治療が必要だね』と言われたけれど、その治療の内容も知らない。とりあえず誰かと繋がりたいって思ったんです」と話します。

infinity~宮城リトルベビーサークル~の代表の村上さん。笑顔がとても素敵なママさんです

宮城にないなら、つくってしまおう!

村上さんはInstagramのアカウントをつくり、さっそく発信。

「こういうサークルを立ち上げたんですけど、誰かいませんかって発信したら、その日のうちに4人と繋がったんです。『週数も一緒で同級生です』っていうお母さんもいて、すごく嬉しくて。やっぱりみんな、繋がりを求めていたんだって思いました」。

「みやぎリトルベビーハンドブック」には、小さく生まれた赤ちゃんのお母さんたちへのメッセージも込めました

小さく生まれた赤ちゃんのための母子手帳

同じ境遇のママたちと話をする中で、必要だと感じたのが、「リトルベビーハンドブック」でした。

「小さく生まれた子用の母子手帳の代わりになる『リトルベビーハンドブック』がほしいよね、という話になりました。というのも、通常の母子手帳は体重が1kg、身長が40㎝からしか記入できないんです。うちは500g台でしたし、書けないよなって。それでサークル立ち上げ後に県議会議員さんにかけあって。そうしたらその議員さんがメディアにかけあってくれて取材が入って…。」

NICU入院中に看護師さんが記録してくれたノート

積極的に交流会を

村上さんを含め、7人でスタートした「infinity~宮城リトルベビーサークル~」。今ではメンバーも34人に増え、交流会などを行っています。そして2023年3月、念願だった「みやぎリトルベビーハンドブック」が完成し、県内のリトルベビーのママたちに配布することができるようになりました。

「自分だけじゃない、うちもだよって言ってもらえるだけですごい嬉しかったんですね。だからこれからも積極的に交流会を開いていきたいです。あと、11月17日って世界早産児デー(※)ということで、昨年は写真展を開催したんです。それを今年もやりたいなと考えています」。

※早産で生まれた赤ちゃんとその家族が抱える課題や負担に対する意識を高めることを目的に2008年に制定

看護師さんがつけてくれた詩幸ちゃんの生後30日の成長記録。愛にあふれています

小さく生まれた村上さんの次女・詩幸ちゃんも今ではスクスクと成長。「ほかの子よりは全然ゆっくりなんですけれど、やんちゃに育ってくれています」。

わが子の健やかな成長は、すべての親御さんの願いでしょう。もしも、あなたのまわりに小さく生まれた赤ちゃんとその家族がいたなら、ぜひ「infinity~宮城リトルベビーサークル~」の存在を伝えてあげてください。

infinity~宮城リトルベビーサークル~

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