2020年の東京オリンピックの新競技にも選ばれ、昨今ブームになっているボルダリング。「面白そう。やってみたい」と思う人も多いのではないでしょうか。「せんだいのびすくサポーター」登録店舗の「クライミング&ボルダリングジム BOLZ(ボルズ)」中野栄店を訪ねました。
「できた!」という達成感が味わえるスポーツ
「クライミング&ボルダリングジム BOLZ(ボルズ)」は、仙台圏に萩野町店、中野栄店、南仙台店(名取市)の3店舗あります。中野栄店は2020年11月にオープン、特に子ども向けの教室が充実しています。
「ボルダリングは、人工の岩場に配置されたホールドという突起物を使って登りますが、指定されたホールドだけを使ってコースを攻略するスポーツです」と教えてくれたのは、店長の阿部秀(しゅう)さん。
中野栄店は、壁は低めで、角度は90度~130度まであり、身長は120cm~160cm位の方向けに、初めてでも先生の指導を受けながら挑戦できます。下には柔らかいウレタンのマットが敷いてあるので、ホールドがつかめずに落下してもケガの心配はありません。
阿部店長が子どもの頃はボルダリングをする施設がなく、始めたのは10年ほど前だそうですが、子どもの頃に体験することは非常にいいと話しています。「ボルダリングをするうえで大切なのは、運動能力よりもあきらめない気持ちです。最初はスムーズにできても、少しレベルが上がると急にできなくなることがありますが、そのときに何度かチャレンジしながら攻略法を見出してできるようになりレベルアップする、その達成感を味わってほしいですね」と話しています。
4歳から中学3年まで習い事として通えるスクール
中野栄店は、JR中野栄駅から徒歩約3分、車利用の場合、国道45号線からほど近い所にあります。
利用者は習い事として通う人がほとんどで、スクールは、キッズコース(4歳~小学校低学年)とジュニアコース(小学1年生~中学3年生)の2コースで、条件や料金はそれぞれ。ジュニアコースの場合、最大10人、スクールの時間は90分で、最初の30分間は技術などの説明を受けて、その後の1時間は実際に登って、なぜ攻略できなかったのか、こういうときはこうすればいいというアドバイスをもらいながら挑戦します。ボルダリングを行う際は専用のシューズと滑り止め用のチョークが必要で、お店でもレンタルしています。
スクール生は小学生が中心で男女半々くらい、ボルダリングを通して友達ができて、励まし合ったり、スクール以外で一緒にフリーな時間に利用することもあるそうです。
初めての人も気軽に挑戦できる「無料体験パック」
「登れるかどうかわからないのに、いきなりスクールに通うのはハードルが高い」という場合は、「無料体験パック」がおすすめです(事前予約制)。最初にルールなどの説明を受けて、体験する60分のコースで、気軽に参加して、気に入ったら習い事としてスクールに入ったり、時間単位で利用することもできます。
そのほか、出産後に「ちょっと身体を動かしたい」というママのために、「ママベビ」というコースがあります。参加できるのはママと8カ月~3歳までの幼児で、火・木・金曜の11:00~16:50の間で40分~60分のプログラムです。ママが実践している間は、スタッフがお子さんを見てくれるのでリフレッシュできますし、赤ちゃん自身も興味をもってやりたがることもあるそうです。
「今の時代にそぐわないかもしれませんが、ボルダリングは根性が鍛えられるスポーツです。高い所を目指すのは怖いと思いますが、登ることが好きというお子さんはたくさんいます。挑戦する気持ち、あきらめない気持ちを育み、身体も心も鍛えることができます。自分の身体さえあれば、特別な道具もなく気軽にできるので、遊びに来る感覚で一度体験してほしいですね」と阿部店長は話しています。
ライター/青葉桜
◆◇◆◇◆ 施設DATA ◆◇◆◇◆
店名 BOLZ(ボルズ)中野栄店
住所 仙台市宮城野区出花1丁目109−1
駐車場 有(4台、うち2台は送迎乗降専用)
営業時間 平日・祝日11:00〜20:30/土曜・日曜9:00~18:30
TEL 022-794-9895
定休日 月曜・水曜
HP https://bolz-school.com/