アクアテラス錦ケ丘に新しいコーナーが誕生したよ!
                    
のびすくサポーターでもある「アクアテラス錦ケ丘」に新しく「沖縄生体研究室」が誕生!
沖縄在来種がたくさん!
研究室の中はブイや熱帯の植物のインテリアも沖縄を思わせ、首里城を彷彿とさせる朱色に彩られています。

このスペースは沖縄の在来の生き物を知って学ぶことができる「研究室」で、それぞれの生物の水槽に掲示されている説明文もとても興味深いのが特長です。
たとえば、「オキナワシリケンイモリ」の説明を読むと「シリケンイモリは、奄美、沖縄両諸島にのみ生息する日本固有種。(中略)メスの尾は長く、剣のように鋭い。このことから『尻剣』の名がついた。(中略)体色には個体差が大きいが、派手な個体を選別しても遺伝はしないとされている」とあります。展示されているのはビビッドなオレンジカラーで、一瞬有毒生物なのかと見まごう程。

ほか、「ヤエヤマイシガメ」は沖縄に生息する3種の在来種のうち形態的にも生体的にもほかの2種ほど個性があるわけでなく個体数も安定していることから天然記念物になれなかったこと。そのため、民間業者の中華圏に向けた乱獲が発覚し、気づかぬ間に個体数が激減していたことが記されています。おとぼけ顔がかわいらしいカメが楽しそうに水槽の中を泳ぐ様子は、ずっと眺めていることができる癒しの時間になることでしょう。

また、仙台では「大きくて毒を持っているカエル」と認識している人が多いであろうヒキガエルも、沖縄在来種の「ミヤコヒキガエル」は小柄でかわいらしい見た目。サトウキビの外注対策として宮古島に連れてこられたのが「ミヤコヒキガエル」の名前の由来。現在は本来の生息地である宮古島よりも大東諸島のほうが多いそうで、宮古島では捕獲が禁止されているのだとか。

淡水と海水がまじり合った塩分の少ない「汽水」に生息する生物を展示する水槽は、マングローブを思わせるインテリアに、かわいらしいシーサーが添えられていたりと、沖縄感満載です。ちょっとした沖縄旅行気分が楽しめる「研究室」では、スタッフからの説明も予定しているそう。ぜひ次のお休みには、お子さんたちに沖縄の生き物たちを見せてあげませんか?

住所/仙台市青葉区錦ケ丘1-3-1 錦ケ丘ヒルサイドモール アクアハウス棟2F
TEL/022-226-7970
営業時間/休館日などはHPをご確認下さい。「アクアテラス錦ケ丘」で検索
  大学卒業後、出版社に入社。編集局勤務を経て、1999年よりフリーランスに。以来、「河北新報」「中日新聞」などの新聞、「週刊TVガイド」「S-Style」などのエンタテインメント雑誌、「machinaviPRESS仙台」「河北ウイークリーせんだい」などのフリーペーパー、「手とてとテ」「マイベストプロ宮城」などのウェブ媒体で幅広く執筆活動を続けている。そのほか、観光パンフレット、企業パンフレット、広告コピーなど実績多数。ネットで人気の猫“まる”と“はな”のフォトエッセイ「英語で楽しむ!I am Maru.私信まるです。」(双葉社)では、翻訳と英語解説を務めた。