去る12月16日(土)、宮城学院の礼拝堂で、「森のこども園」のクリスマス礼拝が行われました。園児や先生方だけではなく、保護者のみなさんやこれから入園を控えている小さなお友だち、そして卒園した小学生のお兄さんやお姉さんたちも参加しての開催となりました。
開始15分前から続々と参加者が集まり始めます。
礼拝は、黙とうから始まりました。そして、宮城学院中高ハンドベルクワイアのみなさんによるハンドベル献奏「まぶねのなかに」が披露されます。美しいハンドベルの調べに、心が清らかになっていくのを感じます。
そして、教頭先生による「招きのことば」の後は、保護者のみなさんが歌う讃美歌の中でキャンドルサービスが始まりました。礼拝堂が幻想的な雰囲気に包まれました。
イザヤ書9章5節「神さまの約束」の朗読の後は、園児たちによる「かみさまのおやくそく」、「イエス誕生の予告」の朗読の後に園児たちが「おめでとうマリア」を歌うと、キャンドルの灯が静かに消されました。
その後も、教頭先生の優しく語り掛けるような朗読と園児たちのかわいらしい讃美歌で、イエスさま誕生の物語が綴られていきます。
そして、中高宗教主事の大久保直樹先生によるお話では、「先生の妹は、違うこども園の先生をしています。そのこども園には、病気の子がいて、6歳で神さまのもとに旅立っていきました。病気と闘うのはとてもつらかったと思うけれど、その子はいつも周りの子を笑顔にしてくれていました。みんなの笑顔も周りの人を笑顔に、幸せにしてくれます。それは、神さまからもらった素敵なプレゼントです。世界の人たちにもこの素晴らしいプレゼントが伝わりますように、お祈りしましょう」と話し、みんなでお祈りを献げました。
最後は、園長先生の挨拶です。
「クリスマスはイエスさまの誕生をお祝いする日です。そして、今日、ここにもお誕生日のお友だちがいます。お誕生日は、自分が生まれたことだけでなく、命を賭けて生んでくれたお母さんや育ててくれたお家の人に感謝をする日です」と話し、園長先生のギター演奏で「HAPPY BIRTHDAY」をみんなで歌いお祝いしました。
厳かでありながらも、かわいらしく心温まる「クリスマス礼拝」。
子どもたちはもちろん、保護者のみなさんの心にもよい思い出として残ったに違いありません。