「医食同源」の言葉通り、食べるものが健康に与える影響はとても大きなもの。
「子どもにも、体にいいものを食べさせたい!」と考えるママやパパも多いのではないでしょうか。
そこで、漢方理論から導く、この時期、子どもたちに食べさせたい「子ども薬膳」をご紹介。漢方臨床指導士漢方カウンセラーとしてさまざまな人たちの体の不調に耳を傾け、改善へと導いている大町桜花枝さんに、隔月でお話を伺います。
今週は、春に積極的に摂りたい食材を活用した、簡単レシピについて伺います。後編は、ほうれん草を使ったレシピです。
春は「解毒」「自律神経のバランス調整」の役割のある【肝】に注目
【肝】が高ぶるこの季節におすすめなのは、肝の気を抑え、血を補う食材であるあさりやほうれん草、小松菜などです。
そこで今回紹介するのが、「ほうれん草のポタージュ」。 用意するのは、ほうれん草、豆乳(牛乳でも可)、顆粒コンソメです。
ほうれん草2束程度をよく洗って、100ccくらいのお湯でクタクタになるまで湯がきます。汁ごとミキサーにかけたら鍋にあけ、豆乳1パックを加えます。顆粒コンソメで味を調えれば、ほうれん草ポタージュのできあがり。
スライスチーズなどで顔のパーツをつくって、遊び心いっぱいのスープに仕上げても楽しいですよ。 ぜひ、お子さんと楽しんでつくってみてくださいね。
取材協力/大町桜花枝さん
ライター/岡沼美樹恵