子供や親子のマラソン大会にエントリーをしてみたけど、わからないことが多くて不安…という方へ。特に競技経験のないパパ・ママは「当日は何をすればいいの?」と焦ってしまいますよね。
今回は初出場や大会慣れしていない方のために、大会経験から感じた前日や当日の準備や注意点をご紹介いたします。
※こちらも併せてご覧ください。親子で挑戦!マラソン大会~エントリー編~
大会前日までの準備
当日楽しくレースに挑むためには、事前の準備が大切です。以下のようなポイントだけでも注意をしてみましょう。
スケジュールを確認!
当日のスタート時間はもちろんですが、受付時間や駐車場の場所、開門時間も要チェックです。人気の大会は駐車場から会場まで遠いことも。シャトルバスで移動といった大会もあるので駐車場と会場の位置関係も確認しましょう。
また、スタート時間の「何分前まで集合」「〇分前まで招集完了」と指定されている大会もあるので要チェックです。
持ち物を揃えよう
当日の持ち物はリスト化して前日までしっかり揃えておきましょう。
- レースで着るユニホーム(Tシャツ、短パンなど。着用していってもOK)
- レース用のシューズ(履いていく場合でも濡れた時のために予備の靴があると便利)
- 試合後の着替えやタオル(汗をかくので靴下や下着も必須です)
- 水分や補食(スポーツドリンク、バナナ、ゼリー飲料など。当日準備の写真も参考に)
- 参加通知や参加賞引換券など郵送物があれば一式
- ゼッケン(事前郵送の場合。当日受付で配布される大会も多い)
- サンダル(走った後はサンダルに履き替えるとラク)
- 荷物置き(レジャーシートや小さめの簡易テントも便利)
- 帽子、雨具、防寒具など季節や天候に合わせて用意
前日は軽い運動で充分。早く寝よう
「明日は大会だから!」と気合を入れて長い距離を走るのは避けた方がよさそうです。体操とストレッチ、短めのジョギングを行うだけで充分だと思います。
前日は炭水化物中心の消化の良い食事をとり、大会の日は朝から忙しくなるので、早めに準備をして早めに就寝しましょう。
当日の準備
いよいよ当日です。出発前に持ち物を確認したら余裕をもって出発しましょう。
朝食は消化しやすいものを
レースの3時間前までには、食事を済ませるようにすると安心です。我が家では、ご飯やおにぎり、もち、うどん、100%オレンジジュースなどをとるようにしています。緊張して食べられなくても、朝食抜きはNGですよ。
また脱水症状防止のためにも、水やスポーツドリンクを携帯して、小まめに飲むことをお勧めします。お子さんにも「お水飲んで」と声掛けしましょう。
当日の流れ
現地で焦らず準備するために、余裕を持って会場に到着しましょう。下記は大まかな当日の流れです。
- 駐車場から会場へ移動
- シートを敷き荷物置き場を確保(体育館や屋外など大会によって異なります)
- 受付をする(ここで参加賞を配布される場合も)
- 当日配布の場合はゼッケンを装着(殆どの大会で安全ピンが配られます)
- ウォーミングアップ
- 荷物を預ける(手荷物預かりサービスがある大会も。ない場合は家族に預ける)
- トイレ(相当並ぶ場合があるので、個数や場所を事前にチェック)
- 招集・集合
- いよいよスタート!
ウォーミングアップは必須!
当日、ウォーミングアップは必ず行いましょう。お子さんと体操して、軽くジョギングしながらコースを下見してくると安心です。長い距離のレースはスタート付近だけでもOKです。道幅や道路の凹凸、折り返しの位置など確認しておきましょう。
スタートの際、ここだけは注意
号砲がなると、つい飛び出して思いっきりダッシュしたくなります。走力に自信があればよいのですが、初めての大会で完走すら不安なら、焦らず後ろの方からスタートしましょう。転倒などにも巻き込まれず落ち着いて走ることができます。マイペースで走ればペースダウンしてきた子を抜かすこともできそうです。
ゴールのポイント
親子マラソンに出場する場合は、ずっとお子さんの手を握って走るのは親子共に走りにくいため、お互いに励まし合いながら並走することをおすすめします。大会によって「ゴールは手をつないで」というルールもあるので、ゴール付近で手をつないで笑顔でフィニッシュしましょう。
「ありがとう」を忘れずに
ゴールした後は、礼をして役員やボランティアの方にもぜひ「ありがとう」の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
トップ選手がゴール後にコースへ向かってお辞儀をしている姿をテレビで見たことはありませんか?
多くの方の支えや大会役員などの尽力があって走れたことに感謝する姿は胸が熱くなります。市民マラソンでも会場係やコース誘導など、たくさんの方が大会のために働いてくれていますので、お子さんにもその旨をお話してみると、様々な気付きがあり、視野も広がると思います。
クールダウンと水分補給
達成感を味わった後は、ゴロンと寝転びたくなりますが、ウォーキングや体操をして、水分補給も忘れずに行いましょう。少しの工夫で翌日の疲労度合いが軽くなると思います。
どんな結果でも「おめでとう」
初挑戦のマラソン大会。入賞や好タイムを出せれば嬉しいですが、それだけが「よい結果」ではありません。緊張をする中で完走しただけでも「おめでとう」と声をかけてあげましょう!もし途中棄権をしても、新しいことにチャレンジした我が子を思い切り褒めてあげてください。悔しい経験をしても「また練習して出場したい」と思えたら大成功です。
マラソンは気軽に始められて、親子の絆も深まり、学びも多いスポーツです。ぜひ家族でマラソンライフを楽しんでくださいね!
ライター/泉水四つ葉