子どもにスマホ、いつもたせる?

スマホを持つ子ども

生まれたときからすでにスマートフォンが身近にある子どもたち。パパやママのスマートフォンを覗き込み「YouTubeを見せて」「ゲームをやりたい」とせがむ子もいることでしょう。小さいうちは親のスマートフォンを利用することがほとんどですが、子ども自身にスマートフォンを買い与えるタイミングは、いつなら適切なのでしょうか。

子どもにスマートフォンを持たせるのは、家庭や子供の成熟度によって異なります。こども家庭庁の「青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」によると、スマートフォンでインターネットを利用している子どものうち、「子ども専用」と「親と共用」の割合は、9歳では子ども専用が36.6%で、親と共用の48.2%が多かったのに対し、10歳になると子ども専用が65.2%にまでなります。ただし、これはあくまでも統計のひとつで、すべての子どもに当てはまるわけではありません。親は自分の子どもの状況やニーズに基づいて最適なタイミングを選択するべきで、以下のような考慮が必要となるでしょう。

必要性と安全性のバランス:
子どもがスマートフォンを持つ必要性があるかどうかを考えます。たとえば、学校からの連絡や緊急時の連絡手段が必要な場合は、スマートフォンが有用です。また、子どもがスマートフォンを使用する際の安全対策も重要です。

親の監督と指導:
子どもがスマートフォンを持つ際には、親が監督し、適切な使用方法を教えることが重要です。インターネットの利用やSNSの使用などに関するルールや安全対策を子どもに教える必要があります。

成熟度と責任感:
子どもがスマートフォンを持つには、一定の成熟度と責任感が必要です。自分の行動に責任を持ち、適切にスマートフォンを使用できるかどうかを考える必要があります。

時間管理:
スマートフォンの使用時間を管理する能力も重要です。子どもがスマートフォンを持つ場合は、適切な時間管理を学ぶことが必要です。

さらに、子どもがスマートフォンを持つ際に考慮すべき追加の要素についても述べてみましょう。

教育的な利用:
スマートフォンは教育にも利用される可能性があります。子どもがスマートフォンを使って学習アプリや教育コンテンツにアクセスし、知識やスキルを向上させることができます。親は、子どもがスマートフォンを教育的な目的に利用することをすすめることが重要です。

ソーシャルスキルの発達:
子どもは、スマートフォンを持つことでソーシャルメディアやメッセージングアプリを通じてほかの人とコミュニケーションを取る機会が増えます。親は、実社会と同じようにオンラインでの人との付き合い方や、適切なソーシャルスキルを備えるための教育をする必要があります。

お金の教育:
スマートフォンを持つことで、子どもはアプリやデジタルコンテンツを購入する機会が増えます。親は、子どもにお金を使うことのを教え、安全にオンラインで取引ができるように教える必要があります。

スマホを見る親子

家族のルールとコミュニケーション:
子どもがスマートフォンを持つ場合、家族でルールを定めることが重要です。また、子どもと定期的にコミュニケーションを取り、スマートフォンの使用に関する問題などを共有し合うことも大切です。

子どもがスマートフォンを持つべきかどうか、そしていつ持つべきかは、個々の家庭の状況や価値観によって異なります。親は子どもの安全と健全な発達を最優先に考え、慎重に判断する必要がありそうです。

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