子どもとの海水浴、準備は大丈夫?

海水浴する子ども

間もなく夏休みに入り、本格的な海水浴シーズンとなりました。今年は、仙台市の深沼海水浴場が14年ぶりに海開きをして話題にもなりました。しかしながら、例年、水を巡る事故は後を絶ちません。水難事故だけでなく、子どもと海水浴に行く際に注意したいことを紹介します。

海水浴は子どもにとって楽しい夏のアクティビティ。しかしながら、親にとっては安全のために注意しなくてはいけないことも盛りだくさんです。

事前の準備

天候と海の状態を確認する

海水浴に出かける前に、天気予報や海の状況を確認しましょう。特に、波が高い日や風が強い日は危険です。また、出かける予定の海水浴場にライフガードがいるかどうかなどの情報をチェックすることも重要です。

日焼け止めや浮き輪

子どもの肌は弱いため、紫外線の影響を大きく受けます。日焼け止め、帽子、サングラス、ラッシュガードなど、日焼け対策をしっかりと行いましょう。また、浮き輪やビート板、ライフジャケットなどの安全用具も忘れずに。子どもの迷子防止のために、目立つ色の水着や帽子を着せることもおすすめです。

海岸での注意点

常に目を離さない

海辺では子どもが予測できない行動をすることが多いため、親は常に目を離さないようにしましょう。子どもが水に入っている時はもちろん、砂浜で遊んでいる時も注意が必要です。

ルールを教える

事前に子どもに安全な遊び方やルールを教えておきましょう。たとえば、「深いところには行かない」「ひとりで泳がない」「急に深くなる場所には注意する」など、基本的なルールを水に一緒に入って教えましょう。

ライフガードのいる場所で遊ぶ

子どもと一緒の海水浴は、ライフガードが常駐しているビーチが安心です。万が一の事故が発生した場合、迅速に対応してもらえます。

水中での注意点

救命胴衣や浮き具を使用する

特に泳ぎが未熟な子どもには、救命胴衣や浮き輪を使用させましょう。これにより、万が一の事故を防ぐことができます。

泳ぎの練習

子どもが泳ぎを学ぶために、浅瀬での練習を積極的に行いましょう。泳ぎ方や呼吸の方法を教えることで、自信を持って海に入ることができます。

日焼け対策

日焼け止めの使用

強い紫外線から肌を守るために、適切なSPFの入った日焼け止めを使用しましょう。特に、水に入ると日焼け止めが落ちやすいため、こまめに塗り直すことが大切です。

適切な服装

長袖のラッシュガードや帽子、サングラスを着用させることで、直接の紫外線から肌や目を守ることができます。

体調管理

水分補給

海辺では汗をかきやすいため、こまめに水分補給をすることが重要です。特に、暑い日は脱水症状を防ぐために、水やスポーツドリンクを適宜飲ませましょう。

休憩をしっかり取る

長時間遊ぶと疲労が溜まりやすく、判断力も鈍くなります。定期的に休憩を取り、日陰で体を休める時間を設けましょう。

緊急時には?

緊急時の連絡手段

万が一の事故に備えて、緊急時の連絡手段を確保しておきましょう。携帯電話を防水ケースに入れて持ち歩くと安心です。

応急手当の知識

軽いけがや虫刺されなど、応急手当が必要な場合に備えて、基本的な手当の知識を身につけておくと良いでしょう。また、応急手当キットを持参することもおすすめです。

子どもと海水浴を安全に楽しむためには、事前の準備と現地での注意が欠かせません。親がしっかりと監督し、必要な対策をすることで楽しい思い出を作ることができます。これらのポイントを守りながら、お子さんと海水浴をエンジョイしてくださいね。