もうすぐ、仙台七夕まつりが行われます。毎年8月6日から8日にかけて行われる、日本を代表する夏まつりのひとつで、東北三大祭りともいわれています。気温が高いことが予想されますが、せっかくの伝統行事。お子さんと一緒に仙台七夕を楽しみませんか? この記事では、お子さんと仙台七夕まつりを楽しむコツを紹介します。
七夕飾りを楽しむ
仙台七夕まつりは「静のまつり」といわれるように、市内各所に飾られる美しい七夕飾りを愛でることがメインとなります。なかでも、中央通りや一番町商店街などは、大きな七夕飾りが飾られ、そのさまは絢爛という言葉がぴったり。七夕飾りは、「短冊」「紙衣」「折鶴」「巾着」「投網」「屑籠」「吹き流し」の7つで1セット。短冊は、学問や書、手習いの上達を。紙衣は、裁縫の腕が上がるように。折鶴は家の長老の数だけ折り、延命長寿を。巾着は、倹約と貯蓄の心を養いながら商売繁盛を祈願。投網は、豊漁を。屑籠は、清潔と倹約を祈願。吹き流しは、機織りや技芸の上達を祈願しています。それぞれに込められた意味などをお子さんと話して楽しんではいかがでしょうか。
屋台グルメを味わう
祭りといえば屋台。仙台七夕まつりでは多くの屋台が立ち並び、さまざまな食べ物を楽しむことができます。仙台七夕まつりや青葉まつりだけで出店する「芭蕉せんべい」をぜひトライしてみてください。
ワークショップに参加する
仙台七夕まつりの前から期間中は、さまざまなワークショップが開催されます。紙を使った七夕飾りづくりなど、子どもたちが楽しみながら学べるイベントが盛りだくさんです。事前に予約が必要な場合もあるので、公式サイトをチェックしましょう。
休憩場所を確保する
まつり期間中は200万人が訪れるなど、混雑します。お子さんと一緒の場合、こまめに休憩を取りながら楽しむことが大切です。公園やショッピングモール内の休憩スペースを活用し、水分補給を忘れずに。紫外線対策や熱中症対策もしっかり行いましょう。
安全対策を講じる
まつりの混雑時にはぐれないよう、「ママとはぐれたら、あそこのベンチに行こうね」など、事前に待ち合わせ場所を決めておくと安心です。また、子どもには目立つ色の服を着せたり、連絡先を記載したメモを持たせたりしておくとよいでしょう。人混みの中では、手をつないで行動することを徹底しましょう。
写真をたくさん撮る
カラフルな七夕飾りや屋台の風景など、仙台七夕まつりには写真に収めたくなる瞬間がたくさんあります。子どもたちの笑顔や楽しんでいる様子をたくさん写真に残しておきましょう。
交通手段の確保を
車での移動を考えている場合、駐車場の確保や交通渋滞の対策を考慮することが重要です。公共交通機関を利用する場合は、混雑時間を避けるために早めに移動しましょう。
仙台の文化に触れる
仙台七夕は、藩祖・伊達政宗公ゆかりのまつりで、そうした由来も含めて地元の文化や伝統に触れる絶好の機会です。祭りの期間中には、地元の伝統芸能や音楽、舞踊なども楽しむことができます。お子さんと一緒に地元の歴史や文化について学ぶと、地元愛が深まり、新たな興味を引き出すきっかけになるかもしれません。
仙台七夕は、家族全員で楽しむことができる素晴らしいおまつり。8月5日には前夜祭として花火大会も行われ、仙台は多くの人でにぎわいます。美しい七夕飾りに触れることは、お子さんたちにとっても貴重な体験となります。ぜひ今年は、家族で仙台七夕まつりの魅力を満喫し、素敵な思い出を作りましょう。