女性のお祭り―世界編― <後編>

もうすぐ、ひな祭りですね。これまで「まちのび」では、日本のひな祭りの歴史などについて紹介してきました。女の子の健やかな成長を願うお祭りは、日本だけのものなのでしょうか? ということで、今週は世界に目を向けた「ガールズフェスティバル」を紹介します。<後編>は、ボリビアのお祭りです。

大地の母を讃える、南米のお祭り

ボリビアで毎年8月に行われる「パチャママの日」と呼ばれるお祭りは、アンデス文化の中で最も重要な祭りのひとつで、現在でもボリビアの人々にとって、特別な意味を持っています。

この祭りでは、多くの人々が、神聖な存在である大地の母と創造主を讃えるために、豪華な衣装を身にまとい、踊りながらパレードを行います。特に女性たちの衣装は美しく、華やかな色合いで飾られています。
子の祭りでは、特に女性たちの神聖性が讃えられるそうで、女性は美しく飾られた大きなかごを背負ってパレードを行います。このかごは、大地の母への捧げもの。中には農作物や家畜、お菓子やお酒などが入っています。

ワッカ・ユマは、大地の母を讃えるだけでなく、収穫や幸運を祈願するための祭りでもあります。パレードには、各地域や団体が参加し、それぞれ独自の衣装や演出で、大地の母に感謝を示します。

このように、世界中には、女性を讃える祭りがあります。
ぜひ今年の「ひな祭り」は、ママたちもお祝いしませんか?

ライター/岡沼美樹恵