夏は、家族で花火大会に出掛けるのもいいですが、線香花火やすすき花火などの手持ち花火を子どもと一緒にするのも楽しいもの。けれども、家や近所で花火を楽しむときは安全第一。もちろん周囲への配慮も必要です。今回は、子どもと花火をするときに気をつけたいことを「Family Sitter仙台」のみさき先生に教えてもらいました。
■花火をするときの服装と靴も注意
「家族で花火をするのはとっても楽しいですが、一歩間違うと危ない、怖い面があるので、十分気をつけて楽しんでほしいと思います。実際の出来事では、4歳ぐらいのお子さんがクロックスタイプのサンダルを履いて手持ち花火をしていたときに、燃えカスが足元に落ちて、足の甲をやけどしたという話を聞いたことがありますね。花火するときはサンダルではなく、必ず足の甲を覆う靴を履いてほしいと思います」(コメントはすべてみさき先生)

みさき先生。幼稚園教諭を約5年、保育士を約6年経験後、FamilySitter仙台のスタッフに
「それから、服装もヒラヒラしたものは引火してしまう可能性が十分あると思うので、注意してほしいです。浴衣も袖などに引火する危険があるので、注意が必要です。手持ち花火を持つときは、しっかり手を伸ばして、体から離した状態を保つよう心がけてください」
■花火を持ったら動き回らない

「私が聞いたもうひとつの事例では、3歳くらいのお子さんが手持ち花火を持ちながら、あちこち歩き回っていたときに、近くにいた友達の服に火花が当たって穴が開いてしまったという出来事もありました。
自分が子どもだった頃を思い返しても、花火をしていて楽しくなって、花火を振り回したり、歩き回ったりした記憶がありますが、やはり動き回りながらの花火は、火花が飛び散り危険なので、その場で楽しんでほしいです。特に3歳未満のお子さんは一人で手持ち花火を持たず、必ず保護者の方と一緒に持って、お子さんから目を離さないよう心掛けてくださいね」

※イメージ写真
■正しい遊び方で子どもを事故から守って
「環境的には、風の強い日は要注意です。火の粉がどこに飛んでいくかも分からないし、煙が広がって周りの迷惑にもなるので、避けるのが無難です。また、遊び終わった後は、使用した花火は水が入ったバケツに入れて、使わなかった花火を置いておくとお子さんの誤飲につながる恐れがあるので、しっかり管理しておくことが必要です」

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「夏といったら花火というくらい、キレイで楽しくて、経験したい気持ちは子どももあると思うので、危険性やルールを、保護者の方がしっかり理解して、年齢に合った遊び方ができるよう見てあげてください。安全に行うから楽しいということを、子どもたちに伝えていってほしいですね」

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安全に花火を楽しむための注意点まとめ ◎花火をするときはサンダルではなく足の甲を覆う靴を履く。ヒラヒラした洋服は避ける ◎手持ち花火に火をつけたら、動き回らない ◎3歳以下の子どもは必ず保護者と一緒に手持ち花火を持ち、親が近くで見守る ◎強風の日は花火をしない ◎遊び終わった花火の始末と、残った花火の管理にも注意 ◎正しい遊び方を徹底し、安全第一で行う |
取材協力:Family Sitter 仙台
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