4年ぶり開催! 「榴岡公園 桜まつり」に行こう!<前編>

コロナ禍で中止が続いていた、榴岡公園の「桜まつり」。今年は、4年ぶりの開催となり、4月29日まで行われます。市民のみなさんが待ちに待った、「桜まつり」。ぜひ足を運びましょう!

「桜まつり」が行われる榴岡公園とは?

写真:(公財)仙台観光国際協会

榴岡公園は、仙台藩四代藩主綱村が京都から取り寄せたシダレザクラなど1000本あまりをこの地に植えたのが始まりと言われています。時を経て、戦後の荒廃や樹木の老衰によって木々の本数が少なくなったため、「シダレザクラの名所としてよみがえらせよう」という気運が高まります。人々の手によって植樹が行われた結果、今では、サクラの名所として広く知られるようになりました。そして、サクラの季節になると花を楽しむ多くの人たちでにぎわいを見せています。

平成元年に日本の都市公園100選に選ばれた公園内は、サクラのほか、ウメ、ツバキ、フジ、ハギなども植えられ、季節ごとに彩りを添えます。噴水彫刻「杜のうた」は、夏になると涼しさを演出してくれます。

また、旧陸軍歩兵第四連隊兵舎の一棟を移築した歴史民俗資料館もあり、仙台の歴史や民俗に親しむこともできます。

榴岡公園沿いにあるクロマツの並木も美しく、初夏の新緑、夏の深緑、秋の紅葉と、四季を通して市民に広く親しまれ、市内有数の憩いの場になっています。

<後編>では、今年の「榴岡公園 桜まつり」のイベントを紹介します。

ライター/岡沼美樹恵