子どもの「できる」を増やす、知育玩具とは? <前編>

子どもたちは日々、さまざまな遊びを通して、学び、成長していくものです。わが子の成長を願って、そして楽しそうな笑顔を思い浮かべておもちゃを選ぶのって、楽しいですよね? でも、せっかく選ぶのならば、「できる」を育むおもちゃを選びたいもの。
そこで今回は、どんな知育玩具が子どもの成長にいいのか、考えていきます。

知っておこう!積み木のベネフィット

まずは、知育玩具の代表選手ともいえる積み木。積み木遊びは、お子さんのさまざまな「ちから」の形成に有効です。0歳児から遊ぶことができる「積み木」は、年齢別に適切なものを与えてあげるとお子さんの成長にとってのメリットがたくさんあるのです。その主なものとしては、「手先が器用になる」「想像力、創造力が鍛えられる」「集中力やバランス感覚が鍛えられる」「空間認識能力が鍛えられる」などが挙げられます。

積み木は、さまざまな形をした立方体です。それを重ねることで空間認識能力が高まったり、上手に重ねることでバランス感覚が養われたりします。また、重ねた積み木を何かの形に模したり、どうしたら思い通りの形になるか試行錯誤したりすることで、想像力と創造力が養われるのです。

年齢別、積み木の選び方

0歳から1歳までの子どもは、手にするものを口に入れてしまいます。この時期のお子さんには、誤飲しないように大きめの角のない積み木を与えてあげましょう。また、遊んだ後は常に清潔に保つことができるよう、ゴムやプラスチックなどまるごと洗える素材がいいかもしれません。数も10ピース程度あれば十分でしょう。

1歳半から3歳くらいまでには、積んだり並べたりすることができるようになります。この時期のお子さんには、さまざまな形の積み木セットを与えてあげるといいでしょう。「ごっこ遊び」もできるようになるので、足りないパーツを買い足すことができるようなセットがいいかもしれません。数は、30~60ピースが適当でしょう。

4歳以降では、複雑な形も作ることができるようになります。100ピースあれば、十分な創造性を発揮できるでしょう。また、文字の認識もできるので、ひらがななどが書かれた積み木を用意してもいいかもしれません。

<後編>では、音の出るおもちゃについて解説します。

ライター/岡沼美樹恵