炊飯器でラクラク米粉パンをつくろう
パンは大好きだけど、小麦アレルギーや小麦粉を控えていて、米粉でパンを手づくりしている方もいるのでは。私もその一人で、週に3、4回、材料を混ぜてレンジでチンするか、フライパンで焼いて簡単にできる米粉パンや米粉パンケーキを食べています。
今回紹介する「炊飯器でつくる米粉パン」は、準備からできあがりまで1時間ちょっとかかりますが、材料を混ぜて炊飯器に入れるだけで難しい技術や手間は必要ありません。小麦粉も卵も使わず、柔らかく食べやすいパンですよ。炊飯器におまかせのレシピでも、多少うまくいかなくても、おうちでつくる焼きたてパンのおいしさを、ぜひ子どもにも味わってほしいと思います。
■炊飯器でつくる「シンプルな米粉パン」
「炊飯器でつくる米粉パン」のベーシックなつくり方を紹介します。具を入れず、米粉と塩、砂糖、ベーキングパウダー、水分、油のみで、アレンジパンの基本となるパンなので、初めてのときはこちらを試してみるといいでしょう。
材料)

◎米粉200g
◎ドライイースト(顆粒)4g
◎塩 3g
◎砂糖(きび砂糖を使用)7g
◎こめ油(オリーブオイル、植物油で代用OK)8g ◎ぬるま湯 (温度は36~38度、人肌くらい)180g
米粉はいろいろな種類があり、種類によって吸水率、膨らみ方、食感が違います。米粉パンの本や動画を見ると、「ミズホチカラ」をおすすめしている方が多いですが、まずは手に入りやすいもので試してみては。水分(ぬるま湯)は米粉の種類によって吸水率が違うので生地の様子を見ながら量を調整してください。料理用温度計(デジタルもあります)とタイマーがあると便利です。
作り方)
ボールに米粉を入れて、ドライイースト、塩、砂糖を入れて、へら(またはゴムベラ、大きなスプーンなど)で、均一に混ぜ合わせます。塩はドライイーストのすぐ隣に配置すると、水分を入れたとき、発酵を妨げるため、すぐ隣にはおかないこと(砂糖は隣に置くと発酵が進むので、置いてOK)といった注意点がありますが、あまり神経質にならなくても大丈夫かなと思います。

ぬるま湯を注ぎへらまたはゴムベラで全体を混ぜ合わせます。人肌くらいのぬるま湯は36~38度くらい。ボウルに水を入れて電子レンジでチンします。600Wで10秒~20秒、但し季節や温度によって適正な時間は変わるで、10秒ずつチンしながら様子を見るのがいいです。

ボウルにこめ油(またはオリーブオイル、植物油)を入れて、へらなどで全体をぐるりと回してかまずような感じに混ぜます。とろ~りとなるぐらいまで2~3分程度です。生地をへらですくって、下に落としたときにリボン状に落ちていくくらい、小麦粉のパンを焼くときよりも水分は多めのゆるい感じでOKです。

炊飯器に油を薄く塗ります。写真はゴム製の刷毛を使っていますが、油をキッチンペーパーや指につけて塗っても大丈夫です。油はパンをコーティングして、釜からはがれやすくするためです。炊飯器は3合炊き、パン焼き機能付きのものですが、今のところパン焼き機能は使っていません(そのうち試してみたいですが)。

炊飯器に生地を入れて、発酵モードまたは保温モードにスイッチを入れてから20分ほどそのままにします。

時間は季節や温度により変わりますが、蓋を開けてみて生地が2倍以上にふくらんでいれば発酵完了です。(表面がぽこぽこした感じになっていますね💦)

早炊きにセットしてスイッチオン。この炊飯器では、白米急速モードにセットして、33分でした。

これで、本当に大丈夫?と不安になりますが、スイッチが切れると焼けていました。きれいな焼き色がついています。このままでもいいですが、好みで裏面にも焼き色をつけたい場合は裏返して裏も焼くといいでしょう。再度早炊きメニューでスイッチオンしました。

できあがり。外側はカリッと、中はふっくらモチモチに焼けました。小麦粉を使ったパンと香りや風味は違って、お米やお餅のようなもちッとした食感で、腹持ちが良く食べごたえがありますよ。

焼きたて熱々のうちに食べたいところですが、焼きたては包丁で上手に切れないので、少し時間を置いた方がきれいに切れますよ。
■りんごとさつまいも入りの「炊飯器で米粉パンアレンジ」
次に、りんごとさつまいもを入れて炊飯器で焼く米粉パンを紹介します。先に紹介したシンプルなパンと手順は同じですが、秋らしい具をたっぷりと加えてみました。チーズやレーズン、黒ごま、クルミなど、好みの具を入れてつくってみてくださいね。

材料)

◎米粉200g
◎ドライイースト(顆粒)4g
◎塩 3g
◎砂糖(きび砂糖を使用)7g
◎こめ油(オリーブオイル、植物油で代用OK)8g
◎ぬるま湯 (温度は36~38度、人肌くらい)180g
◎りんご(サイコロ状にカット)70g
◎さつまいも(サイコロ状にカット)70g
つくり方)
先に紹介した「炊飯器でシンプルな米粉パン」の1~3の手順と同じです。米粉に塩、砂糖、ドライイーストを混ぜて、さらにぬるま湯、こめ油を入れてへらかゴムベラで全体を混ぜ合わせます。生地がとろりとした感じになるまで3分ほど混ぜます。
炊飯器に薄く油を塗って、生地を入れ、具を入れてさらに生地をかぶせます。

保温または発酵メニューで20分ほどそのままにします。

生地が2倍以上にふくらんだら、そのまま早炊きモードでスイッチオンします。


りんごとさつまいもをたっぷり入れた米粉パンのできあがり。具や具の量、切り方は、お好みで調整してみてくださいね。
※レシピは、YouTubeなどの動画などを参考に、何度か試してアレンジを加えたものです。炊飯器や米粉の種類によって焼き上がりの時間や味も変わるので、楽しみながらトライしてみてくださいね。
宅地建物取引主任者、旅行業務取扱主任者、おうちパンマスター、ダイエット検定2級、食生活アドバイザー3級、整理収納アドバイザー2級、エステティシャン初級、ストレッチヨガ講師、小原流華道3級家元教授免許等の資格を「まちのび」で生かせたらうれしいです。