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公開:2026.3.11

花粉シーズン到来!子どもの花粉症、家庭でできる対策

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岡沼 美樹恵

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連続するくしゃみに、鼻水、喉や目のかゆみ…。

春の訪れとともに気になるのが花粉です。特に3月はスギ花粉がピークを迎える時期となります。日本医師会の報告によると、最近では、大人だけでなく子どもの花粉症も増えているといわれています。少し古い資料になりますが、「鼻アレルギー診療ガイドライン2020」の中では、「この20年で10歳代は2.5倍、10歳以下だと4倍」にスギ花粉症患者が増えていると報告されています。

くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が続くと、子ども自身もつらいものですし、保護者としても心配になりますよね。集中力が続かなくなったり、夜ぐっすり眠れなくなったりと、日常生活にも影響が出ることがあります。今回は、子どもの花粉症のサインと、家庭でできる対策について紹介します。

花粉症のサインとは?

まず知っておきたいのが、子どもの花粉症の主な症状です。代表的なのは、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどです。透明でサラサラした鼻水が続いたり、しきりに鼻をこすったりする様子が見られたら、花粉症の可能性があります。

また、目をこすったり、まぶたが赤くなったりするのもよくある症状です。外遊びのあとに目が充血していたり、「目がかゆい」と訴えたりする場合もあります。小さな子どもの場合、「目がかゆい」「鼻がつまる」とうまく言葉で説明できないこともあるため、いつもより機嫌が悪い、ぼんやりしている、外遊びのあとにくしゃみが増える、といった変化にも気を配ってあげましょう。

風邪との違いが分かりにくいこともありますが、花粉症の場合は熱が出ないことが多く、透明な鼻水が長く続くのが特徴です。また、朝起きたときや外から帰ったあとに症状が強く出ることもあります。もし症状が数週間続く場合や、生活に支障が出るほどつらそうな場合は、小児科や耳鼻科で相談してみましょう。最近では子どもでも使える薬や治療法も増えており、早めに対応することで症状を和らげることができます。

家庭でできる対処法

家庭でできる花粉対策にはどのようなものがあるのでしょうか。まず大切なのは、花粉を「家に持ち込まない」ことです。外から帰ってきたら、玄関先で服についた花粉を軽く払い、できればすぐに手洗い・うがいをする習慣をつけましょう。顔を洗うのも効果的です。髪の毛にも花粉は付きやすいため、帽子をかぶって外出するのもおすすめです。衣類も、表面がつるっとした素材のものは花粉が付きにくいといわれています。

また、洗濯物や布団を外に干すと花粉が付着することがあります。花粉の多い日は室内干しにしたり、取り込む前にしっかり払ったりする工夫をするとよいでしょう。空気清浄機を活用するのもひとつの方法です。リビングや寝室など、家族が長く過ごす場所の空気環境を整えることで、花粉の量を減らし、症状の軽減につながることがあります。こまめに掃除機をかけることも、室内の花粉対策として効果的です。

外遊びについては、「花粉が多いから全く外に出ない」という必要はありません。子どもにとって外遊びは大切な時間。ただ、花粉の飛散量が多い日や風の強い日は、外遊びの時間を短くし、比較的花粉が少ない午前中に遊ぶ、マスクを着用するなどの工夫するとよいでしょう。帰宅後は着替えをして、花粉を室内に持ち込まないようにすることもポイントです。

心配ならば、医療機関へ相談しよう

もうひとつ大切なのが、体調管理です。十分な睡眠、バランスの良い食事、規則正しい生活は、免疫バランスを整えるうえでも重要とされています。これから春休みに入るため、生活リズムが乱れやすい時期でもあります。夜更かしが続くと体調も崩しやすくなるため、できるだけ早寝早起きを心がけたいものです。朝ごはんをしっかり食べることも、体調を整える基本になります。

また、子どもが鼻づまりで眠りにくそうなときは、枕を少し高くする、寝室の湿度を適度に保つなど、睡眠環境を整えてあげることも大切です。鼻がつまって苦しそうなときは無理をさせず、医療機関で相談することも検討しましょう。

花粉の季節は、子どもにとっても保護者にとっても少し大変な時期です。しかし、日々のちょっとした工夫で症状を軽くすることもできます。子どもの様子をよく観察しながら、無理のない範囲で対策を取り入れていきましょう。春はもうすぐそこ。花粉と上手につきあいながら、親子で気持ちよく新しい季節を迎えたいですね。

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岡沼 美樹恵

大学卒業後、出版社に入社。編集局勤務を経て、1999年よりフリーランスに。以来、「河北新報」「中日新聞」などの新聞、「週刊TVガイド」「S-Style」などのエンタテインメント雑誌、「machinaviPRESS仙台」「河北ウイークリーせんだい」などのフリーペーパー、「手とてとテ」「マイベストプロ宮城」などのウェブ媒体で幅広く執筆活動を続けている。そのほか、観光パンフレット、企業パンフレット、広告コピーなど実績多数。ネットで人気の猫“まる”と“はな”のフォトエッセイ「英語で楽しむ!I am Maru.私信まるです。」(双葉社)では、翻訳と英語解説を務めた。

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