子供の「正しい睡眠」を考えよう 前編

お子さんの「睡眠」について悩みはありませか?子育てをしている中で、「夜泣きする」「寝つきが悪い」「寝る時間が遅い」「熟睡しない」「SNSばかりやって寝ない」など、赤ちゃんから中高生まで、何かしら睡眠の悩みはつきまとうものだと思います。

睡眠時間を確保したくても、共働きで帰宅が遅い、年の離れた兄弟姉妹がいる、習い事の終了時間が遅いなど「つい就寝時間が遅くなってしまう」と悩む親御さんも多いと思います。

今回は、子供の睡眠について一緒に考えていきましょう。

高学年で睡眠時間激減!

今回、睡眠をテーマにコラムを書こうと思ったきっかけは、我が子の睡眠時間を見直そうと思ったからです。
小学高学年になってから、特に最近は睡眠時間がかなり減っていました。競技スポーツを行っているので平日の練習終了時間が遅いこともありますが、学校の宿題、家庭学習の量も増えた…など、様々な要因が重なり就寝時間が遅くなっています。

周囲の親御さんからも、寝る時間が遅くなったという声をよく聞くようになりました。4、5年生になると、通塾する子も増え、塾の宿題が終らないから寝られないというケースや、スマホを持ち始めて、お友達とSNS上のやりとりが終らなくて寝るのが遅くなっている…というケースもよく聞きます。

睡眠時間が減って変化したこと

子どもの就寝時間が遅いのは、常に気にはなっていました。しかし宿題をその日のうちに終わらせないと不安なようで「高学年にもなったから大丈夫かな」と容認し、少しずつ就寝時間が後ろ倒しに…。元々体力がある子なので疲れた様子はなかったものの、最近は異変がではじめてきました。例えば…

・ボ~っとしていることが増えた
・簡単な計算や漢字のミスをする
・些細なことでイライラする
・体重があまり増えない
・朝、機嫌が悪い。気持ちよく起きられない

睡眠時間との因果関係があるかはわかりませんが、目覚めが悪いのは、明らかに睡眠不足だと思います。

「寝る子は育つ」というように、体はもちろん、脳も寝ることによって育っている…!このままでは将来のためにも良くない!と改善策を考え始めました。

改めて理想の睡眠時間を調査!

そもそも理想の睡眠時間ってどのくらいなのでしょうか?

NPO・全米睡眠財団のデータによると、子供は年代ごとに必要な睡眠時間が変わるそうです。
・幼児期・・・10時間~13時間程度
・小学生・・・9時間~11時間程度
・中・高校生・・・8時間~10時間程度

この位の睡眠時間を とるのが望ましいとされています。「こんなに無理!」と感じた方も多いかもしれません。我が家も10時間は難しいなと思いました。まずは最低限の9時間は確保したいと思い 生活改善をはじめました。

後編に続く…!

後編では、おすすめの本もご紹介します。

ライター/泉水四つ葉