子供の「正しい睡眠」を考えよう 後編

子供の「睡眠」について、皆さんは悩みがありますか?前編では、我が子の「睡眠」についての悩みや年齢別の睡眠時間に触れました。
理想の睡眠時間は幼児さんで10時間~13時間程度、小学生で9~11時間程度といわれているようですが、皆さんのご家庭はいかがでしょうか?

子供の「正しい睡眠」を見直すおすすめ本

小学高学年の我が子は、習い事や宿題、家庭学習の兼ね合いもあって、就寝時間だんだん遅くなっていました。睡眠時間との因果関係はあるかわかりませんが、ボ~としている時間が増えたり、テストでのケアレスミスがあったり、寝起きが悪い日も…。

これは寝不足も要因なのでは、と考えていた矢先に出会ったのが、こちらの本です!今回のコラムタイトルにも拝借しましたが、まさに子どもの「正しい睡眠」のバイブルと感じました!

『子どもが幸せになる「正しい睡眠」』
著者:成田奈緒子/上岡勇二
発行:産業編集センター

出典:
https://www.amazon.co.jp/dp/4863112203?tag=ehonyosie-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

小児科医・医学博士である成田奈緒子先生が、「子供にとって、睡眠がいかに大切なものか」という視点でまとめてくださっている本です。
勉強や体調不良などお悩み別に解説し、さらに年齢やケース別で、睡眠の整え方を提案してくれているのも魅力です。

早速、1日のスケジュールを見直し!

我が家でも早速本を参考にして1日のタイムスケジュールを見直してみました。「学童期」の「スポーツや塾で忙しい」「宿題をするのに時間がかかる」などのケースを参考にして、睡眠時間を確保できるよう整理してみました。

まずは宿題が終らなくても、就寝時間を守って、思い切って朝勉強にシフトする、また習い事の前に夕食を済ませて、帰宅後に軽食をとるなど、出来ることから取り組み、9時に就寝し、6時に起きるよう心掛けました。

「睡眠って大事だな」と実感

改善後、約1カ月。体調も良さそうで、少しずつ嬉しい変化も目にみえるようになりました。

・気持ちよく起きられる日が増えた
・夜の寝つきがよくなった
・起床後の素早く行動できるようになった
・夕食の時間が早いので朝ごはんもたくさん食べられるようになった
・小テストなどのケアレスミスが減った
・以前より機嫌がよく 、笑顔も増えた

睡眠時間を増やしたのは1時間ほど。それでも変化がありました。子供にとって睡眠時間はやっぱり大切なものだと、今回改めて感じております。

我が子の幸せを考えて、生活を整えてあげるのは親しかできないことだと思います。生活を改善するのは大変ですが、子どもの笑顔が増えるのは、やっぱり嬉しいものです。睡眠についてお悩みがある方は、ぜひできることからはじめてみてはいかがでしょうか?

ライター/泉水四つ葉