読書をよくする子は、語彙力が高くて国語が得意!という 印象はありませんか?
「どうやったら子供が読書をしてくれるのか…」といった子育て中の悩みを抱える方も少なくありません。我が子も、読書習慣については、ずっと試行錯誤しています。
成功例、失敗例をあげながら、読書好きに育てる方法を考えていきたいと思います。
なぜ読書が必要?
初歩的なことですが、読書はなぜ大切なのでしょうか?
文部科学省HP「子どもの読書活動推進の取組~子どもの読書活動の推進について~」では、読書の重要性を次のように説いております。
「読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです」
※文部科学省HPより一部引用。
読書は、知識や語彙を増やすことはもちろん、勉強だけでは身につかない「感性」「生きる力」を読書は育んでくれるのだと思います。
わかっているけど続かない「読み聞かせ」
実践している方が多いと思いますが、読書習慣をつける第一歩は「読み聞かせ」が大切だといわれています。でも「忙しくて続かない」という方も多いことでしょう。
我が家も、寝る前に読み聞かせを行っていましたが、寝る時間を優先してしまう日もあり毎日は継続できませんでした。「もう少しやっておけば良かった…」と今になって後悔することもあります。日々継続するにはコツと気合も必要かもしれません。
「読み聞かせ」の凄い効果
幼児期の読み聞かせは、読書習慣のきっかけや語彙力を高めるだけでなく、将来的には「意欲」「道徳感」にもつながるそうです。
「読み聞かせ」によって、脳の深部が活性化され「心の脳」が育つとのこと。つまり「こわい、悲しい、楽しい、うれしい」といった感情がわかる子となり、他人の気持ちを理解できる優しい人に育つ…ともいわれているそうです。
「読み聞かせ」を続けるには?
では、どうやったら「読み聞かせ」が続くのか方法を考えていきましょう。
【「読み聞かせタイム」を徹底する】
寝る前の入眠儀式として、夕飯前や入浴後に…、ライフスタイルに合わせて実施する時間を決めるのが継続のコツです。
【手の届く場所に本棚を置く】
リビングなど身近な場所に本棚があると手に取りやすいですね。我が家は寝る前に読み聞かせをしていたので、「寝室に本棚を設けたらよかったな…」と今になって思っています。
【気楽に、気長に続ける】
「絶対毎日やらねば!」と義務感が強くなると、ついイライラしてしまう日もあるかもしれません。楽しいお話なのに「こわい話」になってしまいますよね(笑)
【ゆっくり、クリアに読む】
子供は、想像を膨らます天才です。感情移入がしやすいよう、ゆっくりとクリアな口調で(時にはおもしろおかしく)読んであげると、子供も読み聞かせが大好きになります。
【テレビは消そう!】
子供が本の世界に浸れるように、テレビや音楽を消して、スマホから離れるとよさそうです。
子供は集中力が切れて、途中で聞かなくなってしまう日もあるかもしれませんが、パパママも時間と心に余裕を持って、気軽に継続していきましょう。
後半は、学童期編です。
※参考文献
「子育てベスト100」(ダイヤモンド社)
ライター/泉水四つ葉