親子で楽しむ『書初め』のすゝめ (後編)

お正月の伝統文化として、自宅で楽しめる「書初め」。

小学生や中学生をもつ親御さんの中には「書初め」=「冬休みの宿題」と真っ先に思い浮かべる方も多いでしょう。

億劫な宿題…ではなく、ぜひ家族で思いを込めて筆をとってみてはいかがでしょうか。

書初めのメリットは?

新年を迎え、一番初めに毛筆を使って絵や書を書く行事が「書初め」ですが、「これが一番面倒な宿題…」と思っていたら勿体ないことです。前向きに楽しく取り組めば効果も倍増します。

メリット① 1年の抱負を誓う
冬休みの宿題の熟語だけでなく、自分の好きな漢字や、抱負、願い、目標を書くとワクワク。意識も高まると思います。

メリット② 字がきれいになる
字は人を表す、というように、美文字を書く人は勉強ができる、信頼できるというイメージがありませんか。書初めは、神様に文字を納め、きれいな字が書けるように…との願いが昔から込められているそうです。

時間がないなら「硬筆」でもOK

時間が十分にとれない、という方は「硬筆」でも書初めは楽しめます。
4B~6Bくらいの濃い目の鉛筆や、万年筆などを使って本格的に楽しむのもよいでしょう。
少し長めの言葉や、座右の銘などを書くには硬筆も向いていますね。

毛筆の授業に備え、書初めで経験しよう

小学3年生になると、学校の授業でも毛筆がスタートします。「書道」を習っていなくても、自宅で経験しておくだけでも自信を持って授業に取り組めそうですね。低学年の子も前編でご紹介した水習字からはじまり、お習字を経験するきっかけとして「書初め」がおすすめです。

宮城県仙台市では、小中学校児童生徒書きぞめ展覧会も!

宮城県では、県内各小中学校の代表作を募り、宮城県仙台市小中学校児童生徒書きぞめ展覧会を毎年2月中旬ごろに開催しています。学校から作品が選ばれ、入賞するとせんだいメディアテイクなどの展示会場に展示してもらえるため、子供にとって励みになります。

こちらは、硬筆の規定用紙です。お手本を見ながら仕上げていきます。毛筆の部と硬筆の部があり、それぞれ市、県で審査が行われ、賞がつきます。

字が書くのが好きな子であれば、じっくり丁寧に取り組んで展覧会の出品をめざすのもよいですね。

ぜひ、家族みんなで「書初め」に挑戦してみてはいかがでしょうか。「2023年の抱負」を筆で書く…新年早々モチベーションがあがると思いますよ。

ライター/泉水四つ葉