子どもと考える「防災」 通学路、チェックしていますか?<前編>

子どもの安全は、親にとって何よりも大切なもの。この春新しく学校に通い始めたお子さんがいるお家なら、何かと気がかりなことも多いでしょう。そこで今週は、「子どもと考える防災」をテーマにお送りします。

一緒に歩いてハザードマップを作ろう

この春入学したという1年生、そして「もう学校に慣れたよ」というお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるご家庭も、ぜひ一度お子さんと確認してほしいのが、通学路や習い事、公園など身近な場所の防災についてです。地震などの自然災害だけでなく、もしかしたら「ブロックが崩れそう」などの人災も考えられます。ぜひ一度お子さんと一緒に通学路を歩いてオリジナルのハザードマップを作りましょう。

・看板や屋根、ブロックなど上から落ちて来そうなものはないか
・壁や電柱など、子どもの目の高さで危ないものはないか
・自転車や植木、自動販売機など逃げ道をふさぐようなものはないか
をチェックしてください。

そして「このビルのガラスのそばから離れる」「この家の塀からは離れよう」など、地震が来たときの対処法も一緒に歩きながら話し合いましょう。

さらに、家族と離れているときの対処方法を話し合っておきましょう。たとえば、集合場所を決めておいたり、連絡手段を決めておいたりするとよいでしょう。

<後編>では、子どもに持たせておきたい防災グッズについて紹介します。

ライター/岡沼美樹恵