手ぶら派も本格派も!親子で楽しむ仙台・宮城の芋煮会スポット
朝晩の風が少しずつ涼しくなり、仙台にも芋煮会の季節がやってきました。河原やキャンプ場で大きな鍋を囲む芋煮会は、宮城の秋を代表する行事です。家族や友人と外で食べる熱々の芋煮は、家庭の食卓とはまた違ったおいしさがあります。
一方で、子どもを連れて食材や鍋、薪、食器などを準備するのは大変です。そこで今回は、準備や片づけの負担が少ない「手ぶら派」向けの施設と、火おこしから親子で挑戦できる「本格派」向けの場所を紹介します。
初心者におすすめ!秋保「木の家」
初めての芋煮会や、小さな子どもを連れた家族におすすめなのが、秋保温泉郷にある「木の家」です。「のびすくサポーター」でもある仙台・秋保の「木の家」。名取川の清流沿いに建つ複合施設で、宿泊や日帰り利用ができるロッジ、ちょっと一休みができる珈琲館で構成されています。

名取川の清流と豊かな自然に囲まれ、仙台市中心部から車で約30分。市街地から出かけやすい一方で、ちょっとした旅行気分を味わえます。
3日前までの事前予約が必要な芋煮会プランなら、食材や薪、鍋、調理道具一式が用意されるため、基本的には手ぶらで楽しめます(紙皿やお椀、お箸、コップなどの食器類はどなたでも無料です)。宮城風と山形風から選べるプランもあり、味を比べてみるのも楽しそうです。宮城風は豚肉とみそを使い、野菜がたっぷり。山形風は牛肉としょうゆを使った甘辛い味が特徴です。
子どもと一緒に野菜を鍋へ入れたり、大きなお玉でかき混ぜたりすれば、食育体験にもなります。さらに、BBQプランもあるので、家族のレジャーにはとってもうれしい存在。
また、「秋保工芸の里」や「秋保大滝」にも近く、芋煮会の前後に散策を楽しめるのも魅力です。日帰り利用の時間や料金、セットに含まれるものは予約時に確認してください。
高原の空気もごちそう!スプリングバレー仙台泉
泉ケ岳エリアで手軽に芋煮会を楽しみたいなら、「スプリングバレー仙台泉」も候補になります。2026年は9月12日から11月3日まで、手ぶらで楽しめる芋煮会プランが案内されています。

高原の澄んだ空気の中で、大きな鍋を囲めるのが魅力です。食材や道具も全て用意されているので、アウトドアに慣れていない家庭や、複数の家族が集まるグループにも向いています。BBQや山形風鍋が用意されているプランもあるのがうれしいですね。屋外会場には定員があり、基本的には先着順です。雨天時はレストラン屋内会場で楽しむことができます。
山の天気は変わりやすく、市街地より気温が低いので、薄手の上着や雨具、子どもの着替えを準備しておきましょう。
食材も調理器具もお任せ!スポーツランドSUGO
仙台から少し足を延ばせるなら、村田町の「スポーツランドSUGO」でも芋煮会を楽しめます。食材だけでなく調理器具も用意されるため、荷物を抑えたい家族にぴったりです。仙台風芋煮、山形風芋煮、それにBBQを追加できる4コース。

利用は原則として土・日曜日と祝日で、4人以上、7日前までの予約が必要です。森に囲まれた広大な施設なので、ドライブを兼ねた秋のお出かけにもなります。開催日によってはモータースポーツの大会などが行われるため、場内の利用状況や交通規制を事前に確認しておくと安心です。
火おこしから挑戦!水の森公園キャンプフィールド
「せっかくなら準備から親子で体験したい」という本格派には、泉区にある「水の森公園赤坂建設キャンプフィールド」がおすすめです。仙台市中心部から車で約20分ながら、緑豊かな環境でデイキャンプや芋煮会ができます。

手ぶらプランではないため、食材や鍋、燃料、食器などの準備が必要。その分、何を入れるか家族で相談したり、火のおこし方を学んだりと、芋煮会の過程そのものを楽しめます。子どもに役割を任せる場合は、野菜を洗う、こんにゃくをちぎる、食器を配るなど、年齢に合わせた作業を選びましょう。
利用には電話予約が必要です。使用できる器具、薪や炭の扱い、ごみの持ち帰りなども予約時に確認しましょう。
広瀬川の牛越橋周辺は、昔から多くの市民に親しまれてきた芋煮会スポットです。川のせせらぎを聞きながら火をおこし、自分たちで材料を切って作る芋煮は格別。宮城の秋らしい風景を満喫できます。
仙台らしさを満喫するなら牛越橋周辺
ただし、河原は管理されたキャンプ場ではありません。増水や足場、火の扱いには十分な注意が必要です。小さな子どもから目を離さず、火は完全に消火し、ごみや燃え残った炭は必ず持ち帰りましょう。当日の河川状況や利用規制も確認してください。
芋煮会は、おいしい料理を味わうだけでなく、親子で協力して一つの鍋を完成させる体験でもあります。便利な手ぶらプランで気軽に楽しむのも、道具をそろえて火おこしから挑戦するのも、どちらもすてきな秋の思い出になるでしょう。人気の日程は予約が埋まりやすいため、参加人数を決めたら早めに各施設へ問い合わせてください。
大学卒業後、出版社に入社。編集局勤務を経て、1999年よりフリーランスに。以来、「河北新報」「中日新聞」などの新聞、「週刊TVガイド」「S-Style」などのエンタテインメント雑誌、「machinaviPRESS仙台」「河北ウイークリーせんだい」などのフリーペーパー、「手とてとテ」「マイベストプロ宮城」などのウェブ媒体で幅広く執筆活動を続けている。そのほか、観光パンフレット、企業パンフレット、広告コピーなど実績多数。ネットで人気の猫“まる”と“はな”のフォトエッセイ「英語で楽しむ!I am Maru.私信まるです。」(双葉社)では、翻訳と英語解説を務めた。