子育ての悩み、ひとりで抱え込まないで

まちのびでは、子どもや子育て家庭を応援する「せんだいのびすくサポーター」に登録している団体や施設、お店などを一軒ずつ訪問し取材しています。今回紹介するのは仙台市の子育て支援の団体「いくさぽ」です。

匿名で電話やメールで相談OK

子育て支援の団体「いくさぽ」代表の安孫子恵さんは、幼稚園教諭として子どもと保護者に関わり、現在は専門学校で保育者の養成に取り組んでいます。その経験から、子育てに悩む保護者が多く、「何かサポートできないか」と、2022年6月に団体を立ち上げ、子育て支援活動を開始しました。

その一つとして、子育ての悩み相談をメールまたは電話で受け付けています。メール相談はいつでも、電話は、金・土・日曜・祝日の10時~17時の間ですが、メールで事前に予約すると、ゆっくり相談できます。

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「初回は30分程度を目安としていますが、相談者さんのお悩みが解決するまで、ご納得いただけるまでご相談にのりたいと思っています。ひとつ相談していただくと、2つ、3つとお悩みが広がりがちなので、1回ひとつのお悩みについてお話して、別なお悩みはまた次回にお願いする形で進めています。

また、匿名やメールなら相談しやすい、と言うお母さんもいると思うので、初めてのご相談ではお名前や連絡先などはお聞きしていません。できるだけ敷居を低く、気軽に相談していただきたいです」

「いくさぽ」の子育ての悩み相談は、子育ての悩みを抱える方ならどなたでもOK。相談料は、初回は無料ですが次に相談する場合は有料になります。

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「全員にあてはまるような一般的な答えではなく、悩みの背景にある一人ひとりのご家族の状況や背景などを探り、親身に答えを見つけていきます。まずは相談者のお話を親身に聞いて、たくさん話していただきます。顔が分からない、匿名だからこそ話しやすいと思いますし、お話がしたいだけという方も大歓迎です」

子育ては考えすぎず誰かに頼って

「いくさぽ」の広報を担当している安孫子隆さんは、娘の恵さんと日常的に子育てについて意見交換をする中で「子育ては親育て」という恵さんの発想に共感し、一緒に団体を立ち上げ約1年。電話・メール相談のみならず、子育て支援全般に積極的に取り組み、今後の展開を模索しているところだそうです。

「今は核家族が多く、少子化も進んでいる中、まちのお子さん、地域のお子さんというとらえ方で、地域の中で子どもを育てていくことが重要だと考えています。

例えば、まだ準備段階ですが、昔遊びをテーマにした三世代が交流できるカードゲームを制作しています。お子さんだけではなく、高齢者や障がいのある人、トランスジェンダーの人、外国人なども含め、誰もが平等な共生社会を形成していくお手伝いができたらと考えています。

何かに特化せず、いろいろな取り組みを試しながら、他の支援団体とも連携しながら、少しずつ間口を広げていきたいと考えています」

そう語る隆さんは、恵さんが小さい頃、仕事が終わって家に帰った後、本の読み聞かせをしたり、お風呂にいれたり、子どもと過ごす時間をしっかり確保してきました。「家庭を築こうと思ったら子育てに参加するのは当たり前。子育ては、苦労ではなく工夫。時間をつくるのもお金をつくるのも工夫次第です」と話しています。

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広い視点で真摯に子育て支援に取り組む「いくさぽ」のお二人に、子育てで悩むお母さんに向けて、メッセージをいただきました。

「よく他のお子さんと比べて『うちの子はこんなことができない』とおっしゃる方がいますが、いろいろ個人差があっても20歳までにはだいたい何とかなります。子育ては考えすぎないことも大事だと思います」(隆さん)

「子育ての悩みや心配は誰でもあると思うので、もし少しでも気になることがあれば、気軽に連絡してください。メールは書いたけど送信ができない、電話をかけようと思っても発信ボタンを押せないなど、あと一歩のところで躊躇してしまう方もいると思いますが、本当に敷居を低くしていますので、安心して気軽に話しかけてください」(恵さん)

子育ての悩みは身近な人に話しにくい人もいると思いますが、誰かに相談することで、気持ちがラクになったり、自分だけでは思いつかなかった解決策や答えが見つかるかもしれません。まずは気軽に連絡してみては。

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子育て支援・任意団体 いくさぽ

住所 仙台市青葉区昭和町3-33 ライオンズタワー仙台青葉1408

TEL 090-9749-8170(安孫子 恵さん)

Mail  meg1106@icloud.com

相談料 初回無料

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取材協力/いくさぽ

ライター/青葉桜