観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」で果物狩り体験

秋は果物が美味しい季節。仙台市若林区荒浜にある「JRフルーツパーク仙台あらはま」は1年を通じて果物狩りができる体験型の観光農園で、仙台市の「せんだいのびすくサポーター」登録施設です。

スーパーや八百屋さんに並ぶ果物しか見たことがないお子さんにとって、木の枝に実る果物の収穫はワクワクする体験になるでしょう。

秋は梨、ぶどう、いちじく狩りができる

東日本大震災の津波被害を受けた住宅街に人が集い新たな賑わいが生まれる場所をつくろうと2021年3月18日にオープンした「JRフルーツパーク仙台あらはま」。

現地空撮(写真提供:JRフルーツパーク仙台あらはま)

約11haの広大な農園で育てている果物は8品目、150種以上と規模は東日本最大級。

フルーツパーク全体図(撮影:筆者)

冬から初夏はイチゴ、夏はスグリとブルーベリー、秋はイチジクやブドウ、梨、秋から冬はりんご、ほかにも旬の野菜の摘み取りも行っています。(収穫できる果物や野菜は生育状況で変わります。)

イチゴ(写真提供:JRフルーツパーク仙台あらはま)
ブドウ(写真提供:JRフルーツパーク仙台あらはま)

9月16日(土)~9月18日(月)、10月7日(土)~10月9日(月)は、「バケツBBQ秋」を開催し、岩手県遠野市民に親しまれているジンギスカン鍋とバケツを使った卓上BBQです(電話で事前要予約)。

10月上旬まではいちじく狩り、10月中旬までは、梨狩り、ブドウ狩りを行っています。また9月16日~9月18日までは卓上でできるバーベキューも可能。ゴールデンウィーク、夏休み、秋は「手ぶらでバーベキュー」(予約優先)も実施しています。いずれも、ホームページやInstagramのお知らせを確認してから出かけましょう。

毎朝届く元気いっぱいの野菜たち

園内には農園のほか、総合施設棟のフルーツステーションと研修やイベント会場になるセミナーステーションがあります。フルーツステーション内の「あらはまマルシェ」は、荒浜地区の農家が毎朝届けてくれる野菜や果物などの直売所です。

あらはまマルシェ(写真提供:JRフルーツパーク仙台あらはま)

新鮮な野菜、小売店であまり見かけない野菜などがお手ごろ価格で並び、お弁当やジャム、お米、宮城県のお土産品、イタリアンジェラートなども販売しています。

キッズカレーやキッズプレートも

マルシェの隣のカフェレストラン 「Les pommes (レ・ポム)」では、ホテルメトロポリタン仙台のシェフがプロデュースした料理やドリンク、デザートが味わえます。

人気メニューは「おばんざいカレー」(1,100円~、税込)。カレーは、特製の辛味パウダーと、じっくり炒めた飴色タマネギを使用。宮城県産のお米「金のいぶき」入りのごはんの周りにはマルシェから仕入れた新鮮な地元の野菜を使ったおばんざい(お惣菜)が彩りよく並びます。

見た目も楽しいおばんざいカレー(筆者撮影)

お子さん向けには、小さいドリンクが付いたキッズカレー(7大アレルゲン不使用)、エビフライプレート、ハンバーグプレートもあります。食後は、農園で収穫した生のフルーツやコンポート、フルーツソースを添えたソフトクリームも。

大きな窓から農園を眺めながら、天気がいい日は窓を開けて風を感じながら食事やお茶ができます。また、メニューは全品テイクアウトできますよ。

広い芝生に立つシンボルタワー(筆者撮影)

仙台駅から車で約30分と近場にありながら、どの季節でも旬の新鮮な野菜や果物に出合える場所。ふらっと散歩やドライブがてら出掛けるのもぴったりの場所です。

◇まちのびアプリに2021年11月8日に掲載した記事を加筆・修正しております。

◆◇◆◇◆◇ 施設情報  ◆◇◆◇◆◇

JRフルーツパーク仙台あらはま

住所/仙台市若林区荒浜新2丁目17-1
交通/①JR仙台駅東口より車で新寺通り~県道137号線経由で約30分、②仙台東部道路 仙台東I.Cより車で約10分、③地下鉄東西線「荒井」駅から仙台市営バス乗車「震災遺構仙台市立荒浜小学校前」バス停下車徒歩5分
TEL/022-290-0766(摘み取り予約専用)