子どもと一緒に初詣に行こう!

神社の女の子

まもなく2023年も終わろうとしています。

みなさんは、年明けの初詣には行きますか?

この記事では、子どもと初詣に行く際に気を付けたいこと。子どもに教えてあげたいことなどについて解説します。

そもそも初詣とは

年が明けてから初めて神社やお寺に参拝することを初詣といいます。

縁起を担いで毎年お参りする方も多いのではないでしょうか。とはいえ、子どもにしてみれば、なぜ寒い中、神社やお寺に行くのかわからず、不満を漏らす子もいるかもしれません。そんなときは、「神さまに『あけましておめでとう。今年もよろしくお願いします』って言いに行くんだよ」と教えてあげるといいかもしれません。

そもそも初詣とは「年ごもり」という風習がはじまり。一家の長が大晦日から元旦にかけ氏神さまの社にこもるのです。平安時代の書物にはすでに記載されていて、江戸時代になると元日参りは“恵方参り”と呼ばれるようになります。その年のめでたい方角の神社にお参りして、一年の無病息災を祈るのです。

子どもとの初詣で気を付けたいこと

さて、初詣に子どもと行く際には、まずは寒さ対策に気を付けましょう。暖冬とはいわれていても、とくに三が日のお参りは相当数の参拝客が来るでしょう。コロナが5類になったことを受け、これまで参拝を控えていたという人も来るかもしれません。混雑すれば、当然参拝までの待ち時間が長くなります。きちんと暖かい服装で耳を覆う帽子なども着せてあげましょう。

そして、子どもたちには、参拝作法を教えてあげましょう。

幼稚園児くらいになれば、親の姿を真似てお参りできるお子さんもいるでしょう。しかし、しっかり「こうするんだよ」と教えてあげれば、きちんとしたお参りの作法が身につきます。

1.鳥居をくぐる前に一礼し、鳥居左足でまたぎます。左側の参道を進みます。

2.手水舎(ちょうずや)の手水で手を洗います。左手→右手→手に水を取り、口をすすぎ、柄杓(ひしゃく)を縦にして余った水で柄の部分を洗って戻します。

3.鈴を鳴らして、神さまに自分が来たことを知らせます。

4.お賽銭をそっと入れる。人もそうですが、お金を受け取るときに投げられたらいやですよね。神さまも同じだと子どもに教えてあげましょう。

5.二礼二拍手の後、お祈りをして一礼。拍手は胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらし2回打ちます。最後の一礼は3秒ほど。

6.帰る際は、左足で鳥居をくぐってから振り返り、一礼。

これが、参拝の作法になります。(神社によって異なる場合があるので、、この限りではありません)

初詣は1年の初めに、昨年までのお礼と新年のお祈りをする大切な行事ではありますが、それよりも大切なのは「子どもが楽しめるかどうか」です。無理して堅苦しく嫌な行事という印象を持つなら逆効果。楽しく、家族の幸せを願う行事にしたいものですね。