クリスマスの準備、もう始めましたか。
クリスマスツリーは、いつから飾るのでしょうか。伝統的なキリスト教では、クリスマスの4週間前の日曜日からクリスマスイブまでを、キリストが降臨するまでの準備期間「待降節(アドベント期間)」として、4週間前の日曜からツリーやキャンドルなどを飾り、クリスマスを待ちます。
キリスト教徒でない家庭は、決まりがないので、いつツリーを出してもOK。一般的には、11月下旬から12月上旬ごろにクリスマスツリーを飾る家庭が多いですが、できるときに少しずつ準備するのも楽しいですね。
今回は、仙台市で保育・家事代行サービスを行う「Family Sitter仙台」保育家事代行事業部の髙橋愛さん(あい先生)に、子どもと一緒に楽しむクリスマスの飾りつけを教えてもらいました。
髙橋愛さん(あい先生)。保育士・幼稚園教諭の資格を持ち、保育施設で14年間勤務。7歳、5歳の2児の母(写真提供は「Family Sitter 仙台」)
好きなお菓子をオーナメントにして飾る
「小さいお子さんがいるご家庭でも、親子で一緒にツリーを飾って楽しみたいですね。うちでは、卓上の小さいツリーを何年か前に買って、去年、子どもたちが大きくなったので、高さ160cm位のツリーを購入しました。
高さのあるツリーは子どもたちの憧れ(写真提供/髙橋あい先生)
可愛らしいオーナメント(写真提供/髙橋あい先生)
高さのあるツリーには、大きめのオーナメントを飾っていますが、卓上のツリーには、お菓子の子袋を飾っています。毎年同じ飾りつけだと飽きてしまうし、かといって、毎年オーナメントを買い替えるのももったいないといろいろ考えて、お菓子ならあとで消費できるので無駄にならないし、毎年種類を変えて子どもたちも楽しいかなと思って、お菓子の小袋などを飾っています」
お菓子の小袋を飾れば、あとで食べる楽しみも(写真提供/髙橋あい先生)
写真のような、テトラパック(三角形の小袋)に入ったお菓子はもちろん、チョコレートやグミ、クッキー、甘納豆など、お好みのものを選んで。個包装のキャンディ―なども可愛いですね。綿をちぎって雪の代わりにのせたり、
「手芸用のモールを輪にしたものを、テープ(メンディングテープやマスキングテープなど)を小袋に貼り付けて、ツリーにぶら下げたり、窓に飾ったりします。
子どもたちもそれを眺めながら『これはいつ食べるの?もう食べてもいい?』なんて聞きながら、ツリーを眺めてくるくる回したりして。クリスマスが楽しみというより、お菓子を食べるのが楽しみなのかもしれません(笑)」
包装紙を活用した手づくりのクリスマスツリー
もうひとつのアイディアは、包装紙を使ったクリスマスツリーです。
「クリスマスが近づくと、おじいちゃん、おばあちゃんたちからプレゼントが送られてきたりすると思いますが、プレゼントを包んだクリスマスの柄が入った包装紙が可愛くて、何かに活用したいと考えて、クリスマスツリーの工作に活用して子どもと楽しんでいます」
用意するものは、包装紙、アルミホイル、折り紙、画用紙、両面テープ、ハサミなど。準備しやすい身近なものを使って、壁に穴を開けずに飾りつけをすることができます。
作り方
1)包装紙をツリーの形に切り、茶色の画用紙を長方形に切って幹に見立てます。ツリーのてっぺんに黄色い折り紙で星をつくってのせましょう。ツリーは白い画用紙に貼っても、壁に貼ってもOK。
赤や緑の包装紙がおすすめ(写真提供/髙橋あい先生)
2)20cm位にカットしたアルミホイルを丸めたものを両面テープでツリーに貼ります。他にも、折り紙でサンタブーツやサンタ、ベルなど、好きなものを折って飾りましょう。
(写真提供/髙橋あい先生)
「丸めたアルミホイルは、電飾のイメージです。小さいお子さんは、グシャッっと握るのが好きなので、アルミホイルを渡すと喜んで丸めてくれます。包装紙の色やデザインによって、折り紙の一種のカラーホイールを混ぜると華やかに。折り紙が難しい小さいお子さんなら、シールを貼るのもいいですね。小学生くらいのお子さんなら、ひとつのツリーを好きなように飾ってもらうと、夢中になってオリジナルのツリーをつくります。買った立派なツリーもいいですが、自分たちでツリーを手づくりするのも個性が出て楽しいですね」
壁に飾ったオリジナルツリー(写真提供/髙橋あい先生)
「私は、大きなツリーの下に、いくつもプレゼントの箱が置いてある外国のクリスマスの風景に憧れがあって、クリスマスの朝はツリーの下に子どもたちへのプレゼントの箱をいくつか置いておきます。その中でおもちゃは子ども達にひとつずつだけ、あとはスノーブーツやお弁当袋などの実用品も他の箱に入れると『サンタさんからもらったから大事にしよう!』と大事にしてくれます♪
クリスマスプレゼントはおもちゃ、誕生日は絵本となんとなく決めています。クリスマスは当日もですが、クリスマスを待つのも楽しい時間。子どもたちがワクワクするクリスマスを過ごせたらいいですね」
今年も楽しいクリスマスになりますように🎄
取材協力:Family Sitter仙台
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