「二重跳び」練習のコツ。子供と成功体験を!

お子さんは縄跳びが好きですか?縄跳びは縄が一本あれば、いつでも場所を取らず取り組めて、体幹やリズム感、心肺持久力などバランス良く運動神経を鍛えてくれる効果的な運動です。

幼稚園や小学校では「なわとびランキング」などで競うこともあり、お家で練習する子も多いと思います。

前跳び、後ろ跳び、あやとびが出来たら、次に挑戦したいのは「二重跳び」。素早い動きで軽快に跳び続ける子は、かっこよくて憧れますよね。

今回は「二重跳び」を練習するコツや、成功のヒントを一緒に探っていきましょう。

まずは「出来ない理由」を見つける

これから練習する子はもちろん、練習を重ねても出来ない子は、次のことを確認してみましょう。

縄の長さを調整する

小さい頃から使っていて短かかったり、意外と長すぎるケースが多いようです。「長さ調整して前跳びをする」を何度か行って跳びやすい長さをみつけましょう。

  1. 縄跳びを左右の手で持ち、真っすぐ立って縄の中央部分を踏む。
  2. 真上にピンと縄を伸ばし、縄跳びの持ち手がおへそより少し上になるあたりがおすすめ。

前跳びが不安定

二重跳びは縄を速く回すことが必要です。前跳びがスムーズに跳べなければ、二重跳びは難しいもの。まずは、速くスムーズに前跳びを跳ぶ練習をしましょう。

おすすめは「10秒間全力前跳び」。10秒間で何回前跳びができるか数えてあげます。10秒間に25回めざして練習して基盤をつくると良いです。

頭が動いている

頭がぐらぐらしていては、上手く跳べません。姿勢をまっすぐにして真っすぐ跳んでみましょう。「頭を動かさない」が直らない場合は、視線を一点に集中するよう促したり、鏡の前で跳んでみたりしましょう。「10秒前跳び」の練習から気を付けてみてください。

気持ちで負けている

「どうせ出来ない」と自信を無くしていては、成功につながりません。練習をすれば必ず跳べるようになる!と励まし続けましょう!!

「二重跳び」練習の手順

二重跳び成功に向けた心身の準備がしっかりできたら、より実践的な練習をしていきます。

両足ジャンプ+2回拍手

縄を持たずジャンプして、空中で2回手を叩きます。2重跳びのリズムを叩きこんでみましょう。

前跳び→二重跳び→前跳び

前跳びを数回したら、二重跳びをしてみましょう。引っかかっても、そのまま前跳びを行い、また二重跳びを入れる…。これを何度も繰り返していきます。

連続二重跳びへ

まずは1回の成功を根気強く行い、最初の目標は2回!二重跳び上達へ近づいていきます。

成功のコツ

どうしても最初の一回ができない!という場合は、次のことを見直してみましょう。

視線と姿勢

高く跳ぼうとすると着地で腰が曲がってしまうことが多いようです。背筋を垂直に保つためにも、視線を真っすぐ、高めの位置で目標物を定めて跳んでみましょう。

握り方

ぎゅっと握っていては、上手く回転しません。グリップは後ろ先を力まず握り「リモコン持ち」をしてみましょう。

手の位置

力いっぱい回そうとすると、肩があがり、手の位置も上がってきてしまいます。持ち手をできるだけ腰(骨盤付近)まで下げるようにすると手首のスナップも使いやすいですよ。

つま先着地で踵を引き上げる

膝はやや軽く曲げて、つま先~母指球あたりで着地するよう意識します。どうしても踵をついてしまう場合は、踵をお尻に向かって引き上げるよう意識するとつま先着地がスムーズにできます。

トランポリン練習もおすすめ

我が子も成功までの道のりまで苦労しましたが、試しにやってみて効果があったのは「トランポリン」でした。大きくジャンプできるトランポリンならスムーズに二重跳びも出来そう!とやってみたところ、トランポリン上では大成功。そしてコツを掴んだのか嬉しいことに、その後、すぐに普通の床で跳んでみたらすんなり何度も跳ぶことができました。

家庭用トランポリンがある方は参考にしてみてくださいね。ただし、結構跳ね上がるので天井の高さや転倒など、安全面に十分注意しながら親御さん監視の下で練習してください。

親子特訓で感動の瞬間を!

子どもにとって「二重跳び成功」は大イベントです。逆上がりや自転車のように根気強く練習すれば、必ず上達していきます。最初に成功した時は感動でいっぱいだと思いますので、ぜひ親子で楽しみながら練習をして、貴重な成功体験を一緒に味わってくださいね。

ライター/泉水四つ葉