「みんなで子育てフェスタ&健康フォーラム」に行ってきました

2025年1月11日(土)、仙台国際センター展示棟で開催された「みんなで子育てフェスタ&健康フォーラム」に行ってきました。その名のとおり、子育てと健康づくりに関わる催しで、親子連れはもちろん、おじいちゃんおばあちゃんまで幅広い世代でにぎわっていました。

■段ブロックで遊ぶプレイランド

これは、段ボール製の箱をブロックのように組み立てて好きな形をつくる「段ブロック」で自由に遊べるコーナー。段ブロックは塩釜にある佐貞商品が開発したもので、軽くて扱いやすく、崩れ落ちても怪我をする心配がなく、ハサミを使わないので小さな子どもでも安心。高度なものでは、かまくらやタワー、船、お城、ロボット、椅子などもつくれます。子ども向けのイベントはもちろん、児童施設のおもちゃや知育など幅広く使われています。30分間の入れ替え制で1回に付きお子さん8名までで、800個の段ブロックを使ってつくったり壊したりした遊ぶプレイランドは毎回満席になるほどの人気でした。

■大学生の食育プロジェクト

白百合女子大学健康栄養学科の学生。左から佐藤さん、石井さん、菊池さん

仙台市健康政策課が取り組んでいる「大学生の食育プロジェクト」のブースへ。毎年栄養学を学んでいる大学生と、同世代の方に向けて食の大切さをどう伝えるかを考え、テーマを決めて調査。今年は宮城学院女子大学と仙台白百合女子大学の3年生15名が、減塩をテーマに食育活動を展開。来場者に塩分濃度が違う3種類の味噌汁を試飲したり、加工食品やファーストフードの塩分についての展示も。

「試飲していただいた方は、やはり減塩に気をつけている方がすごく多いと感じました。減塩で薄味のお味噌汁も、だしをとることでおいしく飲むことができるし、減塩商品もいろいろあります」(石井さん)

■環境省のエコチル調査

エコチル調査宮城ユニットセンターのブース

「エコチル調査」は、環境省が始めた国家プロジェクトで、2011年から10万人の妊婦さんに依頼して、その妊婦さんから生まれた赤ちゃんとお母さんを13年間追いかけて、毎年様々なアンケートや血液検査、身体検査、発達検査などを実施。そこから、水銀や鉛、水質、ハウスダスト、自動喫煙などの化学物質が健康にどう影響しているのか、子どもたちの食生活や生活習慣、睡眠時間などと健康状態との関係なども調査し科学的なデータを導き、子どもたちが安心して穏やかに育つ環境を整備し未来につなげていきます。

エコチル調査宮城ユニットセンターのブースでは、子どもがちょっと困った行動をしているシチュエーションをつくり、保護者は子どもにどんな声がけをするか、ネガティブな声がけをポジティブに変換できるかを話し合いながら考える、ヒントがいっぱいの内容でした。

仙台市子育てふれあいプラザ(のびすく)のブースでは、子どもの手形(または足形)をとって、プレゼントしました。

ほかにも、親子で身体を動かして遊べるコーナー、ハイハイや手押し車を使った子どもレース、絵本の読み聞かせ、親子遊び、食育や食生活をテーマにしたブース、健康づくりの知恵や健康チェックのコーナー、パネル展示、ステージイベントなど、見て触れて学んで遊んでためになる多彩なブースやワークショップが目白押しでした。さらに、参加するとプレゼントやポイントなどがもらえる特典もたくさん。子育て世代だけでなく、どなたでも気軽に訪れて楽しめるフェスタを通じて、「地域で子育てをする」「地域でつながる」きっかけになればいいなと思いました。