さぁ、春休み。子どもとどう過ごす?

もうすぐ春休み。春休みが終わると、いよいよ新学期です。そのあわただしさは親だけではなく、子ども新しい環境やクラスに適応できるか、不安を感じる子も多いのではないでしょうか。親としては、どのようにサポートし、子どもたちが安心して新学期を迎えられるようにすればよいのでしょうか? この記事では、新学期を前に親が心がけるべきポイントを紹介します。

生活リズムを整える

長期休みの間、子どもの生活リズムが乱れがちになることはよくあります。夜更かしや朝寝坊が続くと、学校が始まってからも疲れやすく、集中力が低下する原因になります。

対策として取り入れたいのは、以下の項目です。

〇新学期の1〜2週間前から、朝決まった時間に起きる習慣をつける
〇夜は決まった時間に寝るように促す
〇休日も極端に遅い時間に起こさない規則正しい生活リズムを意識することで、スムーズに学校生活に移行できます。

学習習慣を取り戻す

夏休みや春休みの間に学習から遠ざかると、勉強へのモチベーションが下がりやすくなります。特に長期休み明けは「勉強モード」に戻るのが大変です。

親ができることとしては、以下のようなことが考えられるでしょう。

〇休みの間も短時間でも学習時間を確保する
〇学校の宿題を計画的に進める習慣をつける
〇読書や日記など、楽しみながら学べる習慣を取り入れる

新学期が始まる前に「勉強する時間」を決め、少しずつ学習習慣を取り戻すとよいでしょう。

持ち物・学用品の準備を早めに

新学期が始まる直前に慌てて準備すると、忘れ物が出たり、必要なものが揃わなかったりすることがあります。早めにチェックし、余裕を持って準備を進めることが大切です。

準備するものとしては、以下のようなものが考えられます。

〇学校指定の文房具(鉛筆、消しゴム、ノートなど)
〇制服や体操服、上履きのサイズ確認
〇ランドセルや通学バッグの中身を整理
〇給食セットや水筒の準備

また、持ち物の名前つけを忘れずに!特に低学年の子どもは、持ち物をなくしやすいのでしっかり記名しておきましょう。

心の準備をサポートする

新しい学年、新しいクラス、新しい友達……環境が変わることに対して、不安を感じる子どもも多いです。特に、進級や転校などでクラスが変わる場合、緊張やストレスを抱えることがあります。保護者として、以下のような行動を心がけるといいかもしれません。

〇「どんなことが楽しみ?」とポジティブな会話をする
〇子どもの不安をしっかり聞く(「大丈夫だよ」と無理に励まさない)
〇学校での生活について具体的に話す(「○○先生がいるね」「○○くんと同じクラスだね」など)

親が安心感を持って接すると、子どもも新学期を前向きに迎えやすくなります。

友達関係のサポート

学校生活で最も大きな影響を与えるのが友達関係です。新学期に向けて、子どもが友達と楽しく過ごせるようサポートすることも大切です。

こんなサポートを保護者が心掛けてあげるといいでしょう。

〇休み中に仲の良い友達と遊ぶ機会を作る
〇「学校でこんなことがあったらどうする?」とロールプレイをしてみる
〇挨拶や自己紹介の練習をする

また、友達関係で悩みを抱えている場合は、無理に解決しようとせず、子どもの気持ちに寄り添うことを意識しましょう。

親も前向きな気持ちを持つ

親自身も「新学期は大変」と思ってしまうと、その気持ちが子どもに伝わり、不安を感じさせることがあります。子どもの前では前向きな姿勢を見せ、「楽しみだね」「頑張ろうね」と声をかけるようにしましょう。

また、学校との連携も大切ですので、以下のことに注意してみるといいでしょう。

〇学校の連絡事項をしっかり確認する
〇行事や提出物の予定をカレンダーに記入する
〇先生と連絡が取りやすい方法を確認しておく

新学期を迎えるにあたり、親が心がけるべきことは 「生活リズム」「学習習慣」「持ち物準備」「心のケア」「友達関係」「親自身の心構え」 の6つのポイントです。

子どもが楽しく新学期をスタートできるよう、焦らず、少しずつ準備を進めていきましょう。親のサポートが、子どもの自信につながります。新しい学年が、充実したものになりますように!