雨や雪の日、夏の暑い日に子どもを遊ばせる場所がないと、困っていませんか。3月21日、名取市のイオンモール名取にオープンした屋内遊戯施設「なとりぱーく」は、雨の日や雪の日、猛暑の日も、子どもが思いきり身体を使って遊べる施設。早速見学に行ってきました。
■2階は木の空間とデジタル遊具
イオンモール名取に誕生した子どものための新しい遊び場「なとりぱーく」は、仙台空港アクセス線『杜せきのした駅』と直結する7番入口からイオンモールに入ると目の前。イオンモール名取が館内に設置し、名取市が運営を行う名取市初官民連携の子育て支援施設で、そして宮城県内最大級の無料の遊戯施設。さて、どんな施設なのでしょうか。

2・3階吹き抜けで縦に空間が広がる「なとりぱーく」の2階は「もくいくの遊び場」。一部に宮城県産材や名取市産材を使った空間で、木がもつ優しさやぬくもりが子どもの感性や自然への親しみを育む、それを「木育(もくいく)」と言います。
子どもたちは走り回ったり滑り台のように滑り降りたりしても、床の一部にはふわふわの人工芝が敷いてあるので子どもが転んでも安心、親がひと休みしながら子どもの様子を見守れる木製のベンチもあります。
子どもたちがワーッと集まってきたのは、デジタル遊具。9㎡の大きな床サイネージは、触れると花火や青空、花など音や映像が変わり、子どもたちは飛んだり跳ねたり楽しめます。また、6台の壁サイネージも手で触れると画面の映像と音が変わり、子どもの想像力を育みます。

■3階はワクワクする「空中ネットパーク」
2階から階段で上る3階エリア「空中ネットパーク」には、2層のアスレチックを設けています。

1層目の凸凹のあるネットフロアには、くぼみにもぐれる「みのむしネット」などがあり、ネットフロアを好きなように動きながら、体幹の強化を促します。2層目は高さが約12mもあり、外を走る電車を眺めることができます。

高いところに上がるだけでもワクワクしますが、高さ7mのネットスライダーをすべり台のように滑り降りることもできます。

3階の「ネットパーク」は、小学生以上の子どもが利用可能です。
■無料で遊べる「なとりぱーく」の利用方法は?
「なとりぱーく」で遊べるのは、0歳~12歳(小学生)で、18歳以上の保護者の同伴が必要です(保護者1人につき、子ども3人まで)。利用時間は10時~18時、完全予約制で1回30分、利用料は無料です。
お約束として、靴下を着用すること、スカートを履く場合は、中にレギンスやタイツなどを着用することなど。遊び場での飲食はNGです。「なとりぱーく」を利用する際の注意事項や利用予約は、名取市の子育て応援サイト(https://www.city.natori.miyagi.jp/site/kosodate/29623.html)を見てくださいね。
また、イオンモール名取3階には未来屋書店とコラボによる「こどもえほんのひろば」があり、絵本の読み聞かせや絵本の譲渡会などのイベントも開催。2階のフードコートには、ベビーカーのままテーブルについて食事ができるエリアを新設するなど、小さな子ども連れにやさしい工夫が随所に見られます。お買い物ついでに足を伸ばしてみてはいかが。