7月に入り、気温もぐんぐん上がってきました。外で元気に遊ぶのが好きな子どもたちにとって、夏の暑さは少し過酷ですよね。でも、おうちで手軽にできる水遊びなら、涼しくて楽しく、体力も発散できて“一石三鳥”。今回は、ベランダやお風呂場でも楽しめる水遊びのアイデアをご紹介します。準備が簡単で安全に遊べるものばかりなので、ぜひこの夏、親子で試してみてください。
家での水遊び、どこでできる?

まず気になるのが、水遊びをする場所です。家での水遊びにおすすめなのは以下の3か所です。
ベランダや庭
もっとも水遊びがしやすい定番の場所。ビニールプールを広げたり、バケツやたらいで遊んだりすることができます。水が飛び散ってもOKな場所なら、思い切り遊べて子どもも大喜び。ただし、熱くなった床や日差しには注意が必要なので、パラソルやテントで日陰を作る工夫をしましょう。
お風呂場
マンション住まいや外にスペースがない家庭には、お風呂場がおすすめ。浴槽に少し水を張って、浮かべたおもちゃをすくったり、水鉄砲で遊んだりと、バリエーションは意外に豊富です。滑りやすい床にはマットを敷くなど、安全面への配慮は忘れずに。
小さなお子さんは、キッチンや洗面台でも!
0~2歳くらいの小さなお子さんには、シンクや洗面台でのお水遊びも。コップやスプーン、小さなじょうろを使って「すくう」「うつす」といった動作を楽しむことで、水の感触に親しめます。親の目が届きやすいのも安心です。
おすすめの水遊びアイデア5選
水風船キャッチ
100円ショップなどで手に入る水風船を使った定番の遊び。親子で投げ合ったり、バケツの中でぷかぷか浮かせたりと、単純ながらとても楽しい遊びです。割れるときの感触も楽しく、笑顔が絶えません。

おもちゃすくい
たらいやプールに浮かべたおもちゃやスポンジを、お玉や網ですくう遊び。色や形を言いながらすくったり、タイムアタックをしたり、遊びながら自然と学びにもつながります。夏祭り気分も味わえるので、浴衣を着て楽しんでもいいかもしれません。
スポンジボール投げ
スポンジを丸めて輪ゴムで留め、水に浸して使う「水爆弾」。柔らかくて軽いので、小さな子どもでも安心して投げられます。的当てにしたり、親子で対戦したりと遊びの幅も広がります。
色水あそび
食紅や水性絵の具を使って、ペットボトルの水をカラフルに染める色水遊び。混ぜるとどんな色になる?という実験的要素もあり、理科の入り口としてもおすすめです。こぼれても平気な場所で、紙コップやスポイトを使って遊んでみましょう。
氷あそび
製氷皿で作ったカラフルな氷や、フィギュアを閉じ込めた「氷の宝石」を使った遊び。手で触ったときのひんやり感、溶けていく様子に子どもは夢中。お皿の上にのせて観察するだけでも楽しいですよ。/
安全に水遊びを楽しむためのポイント

どんなに楽しい水遊びも、安全第一。特に乳幼児は、ほんの少しの水でも事故につながる危険があります。以下の点に気をつけましょう。
必ず保護者がそばにいること
目を離さず、子どもの様子をしっかり見守ってください。
水の温度に注意
冷たすぎる水は体温を奪ってしまうことがあります。真水ではなく、ぬるま湯を使うのも◎。
日陰で遊ぶ or こまめに休憩を取る
長時間直射日光に当たると熱中症のリスクが高まります。水分補給も忘れずに!
滑り止めや安全マットを活用
転倒によるケガを防ぐため、すべりやすい場所では工夫が必要です。
おうちでの水遊びは、手軽に取り入れられて子どもたちの五感を刺激する最高の遊びです。夏ならではのこの体験を通して、子どもたちは水の性質に触れたり、身体を動かす楽しさを味わったりしながら、心と体を大きく育んでいきます。
ぜひこの夏は、親子で思い出に残る“水あそび時間”を楽しんでみてくださいね。涼しく、安全に、そして笑顔いっぱいのひとときになりますように。