子供達にとって楽しい夏休み!のはずが、毎日のようにママがイライラしてしまっていませんか?
「朝から晩まで、つい怒ってしまって自己嫌悪」…と思った方、意外とたくさんいらっしゃると思います。今回は、よくあるお悩みと、先輩ママさん達からお聞きした「夏休みのイライラ解決法」も交えながら、残りの夏休みをなるべくストレス溜めずに楽しく過ごすアイディアを一緒に考えてみたいと思います。
夏休みのお悩み~幼児編~

専業主婦やリモートワークでずっと家にいる方は、夏休みは一日中子供と過ごすことになります。
いつもは、登園したら掃除や洗濯を済ませて、自分のリズムでできたことが、子供に合わせる必要があり、子供のマイペースさにもイライラが募ってしまいます。どうにかして、少しでもストレスを減らしたいものです。
幼児期は完ぺきではなくでも吸収力もあり「やるべきこと」を徐々に身に付けていけるので、子供に合ったやり方を色々試してみてください。
解決策は?
幼児期をうまく乗り切った先輩ママは、何度も失敗しながら様々なことをやってみた!という方が多かったです。例えば…
- 朝のルーティンだけ「お着替え」「服を畳む」「洗顔、歯磨き」「朝食」「今日のやる事準備」といったカードをつくって時間が書いたホワイトボードに貼って「見える化」してみた。
- 夏休みは特に体を動かす!日陰のある公園、市民プール、お庭にプールを出して水遊びなど。体を動かすと夜は早く寝てくれる!
- 「水泳教室」や、公文式、学研教室といった「学習塾」など、夏休み期間だけ「短期教室」に通ってみた。今後の習い事を選ぶきっかけになるし、予定があると生活リズムが整う。
- 薄めの幼児用ドリルなどを購入して「朝学習」をはじめてみた。少し大人びた「勉強をする」という行動が最初は嬉しくて、食いついてくる。
上記のようなことは一例ですが、もちろん続かなかったり、うまくいかない日も必ずあります。大切なのは「出来た部分を誉める」こと。カレンダーに好きなキャラクターのご褒美シールを貼るなども、子供の自己肯定感が高まるきっかけになったそうです。
夏休みのお悩み~小学生編~

夏休みの宿題が意外と多くて、親の方が焦ってしまいます。学校によってはドリル、絵画や作文、自由研究など様々な課題があって計画通りに進めていかないと、8月下旬に一気にやることになるので要注意。もちろん、「すべて自己責任!」と子供に任せて、お子さん自身が毎年苦労しながらも何とかやり切るご家庭もありますので、サポートの程度はご家庭によって異なって当然です。
解決策は?
もし親御さんが何かサポートするとして、最初にできることは「計画を一緒に立てること」かなと思います。
先輩ママさんのアイディアとしては…
- 夏休み中の課題ややるべきことを「一覧」にしてチェックできるようにした
- ドリルや日記、課題をボックスファイルなどにひとまとめにしてあげた
- 具体的に「終わらせる期限」をカレンダーに書いて一緒に考えてた
- 終わったものを一緒にチェックしてあげた
- 自由研究などの必要なものを用意するサポートを7月中に行った
→夏休みが始まってからでもOK!こちらもチェック:早めの事前準備が大事!夏休みの自由研究に挑戦しよう
まずは、もう一度夏休み前に配られた学校からのお便りを隈なく確認して「見落としている課題がないか」だけでもチェックしてあげると安心です。8月になって「何で忘れていたの?!」といった親子喧嘩やイライラがこのワンステップで少し減ると思います。
ランチタイムは栄養学を学ぶ機会に
食事の準備は本当に大変です!栄養バランスのとれた給食のありがたみを改めて感じますよね。
毎食完璧に準備しようと考えると疲れてしまうので、週1~2のランチはレンチンで食べられるもの、コンビニ、テイクアウトなど上手に利用してはいかがでしょうか。
スポーツをやっている高学年のママさんは「ジュニアアスリートの食事」などの本を渡して、成長期は何を食べたら良いか学ぶ機会として、時々お金を渡してコンビニやスーパーで食べるものを選ばせたそうです。そこからお子さんがどんどん栄養学に興味を持ち、中学生になってからは親御さんより詳しくなり、料理をするようになったそうです!
成長のきっかけと前向きに捉えて、時には「手抜き」もOKとしましょう!
夏休みのお悩み~中学生編~

思春期も相まって、親を無視したり、態度や口調が生意気になったり、ママ達のイライラがマックスになるかもしれません。
家でダラダラしすぎないようにするのがポイントですが、暑い中の部活動をして帰宅すると、運動部も文化部も相当疲れているはずです。夏休みは、15分ほどのお昼寝を入れるとスッキリするかもしれません。
解決策は?
高校や大学生の子を持つ先輩ママさんに、中学時代の夏休みにやって良かったことをお聞きしました。
- 通塾している場合は自習室をよく利用していた。涼しいし、人の目もあるのがいい
- お気に入りのカフェ、図書館など2~3か所気分を変えて勉強できる場所をつくった
- 計画づくりは「手伝って欲しい」と言われたらサポートしていた
- 紙の手帳、スマホの「集中アプリ」「TO DOリスト」を活用させていた
- 生活リズムが崩れないよう、スマホ利用の約束を夏休みは再確認した(利用制限など)
夏休みは、家庭学習のリズムをつかむチャンス。通塾をしなくても、デスク周りを掃除して自宅での学習環境を整えたり、自宅以外で学習できる環境を一緒に探し「勉強意欲」を高めるサポートをしてあげてみてはいかがでしょうか。
イライラ対策は「今」からで大丈夫
夏休みのイライラは仕方ない、と諦めていた方。今からでも遅くありません。後半戦がこれからまだまだ続くので少しでも対策を講じてみましょう!8月に旅行やおでかけなどの予定があるなら、なおさら宿題を早く終わらせて、思いっきり家族で楽しみたいですよね。
時には「夏休みだから、多少のんびりしてもOKにしよう」とおおらかな気持ちに切り替えることも大切です。親子で取り組めそうなことからはじめて「最高の夏休み」にしましょう!

ライター/泉水四つ葉