子どもが外で自然とふれあい元気よく遊ぶ姿を見守りながら、ママはカフェでゆったり過ごす……そんな時間がもてたらいいですよね。今回は、屋外の遊び場やカフェなどを備えた交流拠点「深沼うみのひろば」を紹介します。(アイキャッチ写真提供は今野不動産)
■みんなが楽しめるインクルーシブ遊具
仙台市若林区荒浜地の「深沼うみのひろば」は、東日本大震災で被災した荒浜に賑わいを取り戻すことを目的とした交流拠点。JR仙台駅から車で約25分、徒歩約2分には仙台市唯一の海水浴場、深沼海水浴場があります。「土と、水と、風と遊ぶ。そして大人も子どもも輝く」をコンセプトに、2023年10月に中心施設の総合棟が完成し、その後に施設が整備されました。

総合棟(写真は筆者撮影)
屋外の遊び場には、すべり台やブランコなどの複合型の遊具が整備されています。すべり台は、途中まで車椅子に乗ったまま入れるスロープが設けられ、すべり降りる部分は幅が広く、介助者も一緒にのれるようになっています。障がいのある子どもも、ない子も一緒に遊べる東北では数少ない「インクルーシブ遊具」です。トイレも車椅子で利用できます。

屋外のインクルーシブ遊具(筆者撮影)
また、位置が固定されておらず、子どもたちが自由な発想でパーツを自由に動かして遊べる遊具「mopps(モップス)」もあります(普段はスタジオ棟内で利用されています)。
■子ども連れにやさしいカフェ&コワーキングスペース
外で遊んでいるときに急に雨が降るなど天候が急変したら、総合棟内にある冷暖房完備の「LaLaカフェ」でひと休み。ハワイ&沖縄をイメージした明るいカフェで、出入口にはスロープを設けているので、ベビーカーでの利用もスムーズ。子ども用の椅子やおむつ替えスペース、授乳室も完備され、子ども連れでも安心です。

天井が高くゆったり過ごせるカフェ(写真提供/今野不動産)

授乳室(筆者撮影)
2階は、コワーキングスペースで、ゆるく仕切られリビングルームのように落ち着ける空間。カフェの飲み物や食事を持ち込めば、無料で利用できます。

コワーキングスペース(写真提供/今野不動産)

コワーキングスペースにはおこもり感がある空間も(筆者撮影)
カフェの外に広がるテラスは夏はオープンエアのカフェとして利用でき、愛犬を連れての飲食もOK。カウンターで飲食物をオーダーして、ひろばの芝生やベンチに座って、また深沼で海を見ながら食べるのもいいですね。
■家族でBBQやデイキャンプも楽しめる
深沼うみのひろばでは、家族や友達とバーベキュー(以下BBQ)も楽しめます。食材や飲み物、割りばし、コップ、焼き網などは利用者が当日持参する必要がありますが、バーベキューコンロ、炭、トング、火消し壺、火起こし器、人数分のアウトドア用のテーブルとイスは、コンロ1台(5人~8人目安)4000円(税込)で貸し出しています。
バーベキューは事前予約が必要です。詳細は、電話(022-290-6358)で確認を。火起こし体験や、屋外での飲食は子どもたちにとっても楽しい思い出になりますね。
◆◇◆ 深沼うみのひろば 施設DATA ◆◇◆
住所 仙台市若林区荒浜中丁19 深沼うみのひろば内
TEL 022-290-6358
開放時間 10:00~17:00(テイクアウトはL.O.16:45)
定休日 木曜、年末年始
入園料 入場は無料
アクセス 仙台市営バス「震災遺構仙台市荒浜小学校前」バス停より徒歩7分
駐車場 敷地南側に無料駐車場完備(45台)
公式ホームページ http://fukanuma-uminohiroba.jp/