子どもの上手な叱り方、注意したいことは?
「子どもに、これだけはしてほしくないこと」ありますよね。理由があって𠮟らなきゃいけないこともありますが、「つい感情的になってしまった」「言い過ぎたかも」「子どもに伝わってるかな」「叱り方が良くなかった」と反省することもしばしば……。今回は、保育士・幼稚園教諭経験豊富な「Family Sitter仙台」のみさき先生に、子どもの上手な叱り方についてアドバイスをもらいました。
■子どもの目を見て、叱る理由も話す
「子どもの叱り方は年齢や、そのときの状況によって違うので、一概にこれがいいとは言えなくて、お伝えするのが難しいです。ただし、絶対に叱らなければならないのはケガや事故など、命の危険や安全に関わる場合です。その問題になる行為や行動をしたその場で、子どもと一対一で向き合い、目を見て、なぜ叱るのか、理由を説明して、しっかりと叱るのがいいと思います」とみさき先生(以下、コメントはすべてみさき先生)。

みさき先生。幼稚園教諭約5年、保育士約6年経験後、Family Sitter仙台のスタッフとしてママの家事や育児をサポート
「また、叱る前段階として、日頃から子どもに「やってはいけないこと」を伝えて、約束しておくことが大切です。子どもは興味だけで突っ走ってしまうことがあるので、『ここは立ち入り禁止の場所だから、入ってはダメだよ』『これは危険だから触らないでね』『おもちゃを投げると、壊れたり、ケガをしたりするからやめようね』など、してはいけないことを、なぜいけないのかという理由ととも普段から子どもに伝えておくと、子どもも『してはいけないこと』が理解できるでしょう」

何か起きてから叱るのではなく、叱る機会を少なくするためにどうすればいいのか……。『これをするとママに叱られるからやめよう』ではなく、『これは危ないこと、良くないことだからやめよう』という意識が芽生えることが大事ですね。
■叱るお母さんの心にも余裕が必要
「最近、子どもを怒ることが多くなった、と思うことはありませんか。それはもしかしたら、お母さん自身が忙しくていっぱいいっぱいで、疲れて余裕がないせいかもしれません。『子どもを怒る自分がイヤだな』と思うかもしれませんが、人間だからイライラすることもありますね。そういうときは『今私は疲れているんだな』と、自分自身に目を向けるタイミングにしてもらえるといいかなと思います。可能なら、お父さん、他の家族に預けたり、ベビーシッターに頼って、ちょっと一人の時間をつくるのもいいですね」

■子どもの気持ちに寄り添って考える
「それから、子どもを叱る前に、なぜ子どもがそういうことをしたんだろうって観察してみてほしいですね。実はお母さんのためにと思ってやったことがかえって裏目に出てしまった、遊びたかっただけなのに失敗しちゃったなどというケースもあると思います。お話ができる年頃だと『なぜこうしようとしたの?』と聞いてみるのもいいですし、説明ができない小さい子だったら『何をしたかったのかな』と観察して考えてみるのもいいと思います。
例えば子どもがテーブルの上に上るのは、身体を動かしたくてという理由があったりするので、別な身体の動かし方で発散したり、テーブルの上に上るステップになる椅子の位置を変えてみるとか、触れてほしくないものがあるなら、目につかない場所や手が届かないところに置いたり、環境を整えることも大切な一歩です。

また、お母さんが忙しそうだから、コップに自分でジュースを注ごうとしたらこぼしてしまって、思わず叱ってしまったけど、発端はお母さんへの思いやりだったりすることもきっと多いと思うので、『何をしようとしたの?』『こうしたかったんだね』と子どもの気持ちに寄り添ってあげるといいと思います。ただ、いけないことをしたと感じても、どうしてしたのかという理由を話せない子どももいるので、普段から子どもの言葉に耳を傾けていると、気持ちも想像できるのではないでしょうか。
また、叱るときの言葉として、『〇〇しちゃダメ』というよりは『お母さんは〇〇は嫌だなあと思うよ』『〇〇ちゃんがイヤな思いをするからね』『危ないから気をつけようね』といったポジティブな伝え方がいいかもしれません」
今回は、みさき先生に上手な叱り方のアドバイスをいただきましたが、安全面で問題があるとき以外は頭ごなしに子どもを叱るのではなく、叱らなくてもいい環境や関係をつくっておくことも大事だということ、自分にも目を向けて、今後につながるような叱り方ができるといいのかなと思いました。
取材協力:Family Sitter 仙台
https://cutest.biz/
宅地建物取引主任者、旅行業務取扱主任者、おうちパンマスター、ダイエット検定2級、食生活アドバイザー3級、整理収納アドバイザー2級、エステティシャン初級、ストレッチヨガ講師、小原流華道3級家元教授免許等の資格を「まちのび」で生かせたらうれしいです。