日本の伝統文化や季節ごとの行事を子供にぜひ体験させてあげたい…そう考える方も多いと思います。お正月といえば、お節料理や初詣、初売りを思い浮かべると思いますが、自宅で取り組める「書初め」にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
1月2日に書初めをしよう!
日本では「初めの一歩を大切にしよう」という考えから新年を重要視し、古くから仕事はじめの日とされてきた2日に「書初め」が行われています。その年の恵方に向かって書くという伝統的な正月行事です。
我が家でも、毎年1日に初詣、1月2日に書初めを行う年が多く、子供は好きな言葉を書いたり、最近では新年の目標や座右の銘などを書いたりしています。
文字じゃなくてもOK!絵具でもOK!
2~3歳の頃は絵具で遊びがてら行ったこともあります。墨汁で本格的に書初めをするパパ・ママ、兄弟の横で、絵具で〇や△を自由に書く、スポンジやお野菜でスタンプを楽しむだけでもOK。「お正月には“書初め”をする」を一緒に楽しみましょう。
普段のクレヨンや色鉛筆と違った描き心地で特別感も味わえます。汚れてもいい服を着ておもいっきり遊びましょう!
汚れない!水習字も楽しい!
ひらがなを覚えて、運筆練習をはじめている幼児期には、習字をやりたがるようになるかもしれません。
でも、墨汁を使う際は「手や服、家具に付けて汚してしまいそう…」という心配も。はじめて書初め(習字)にチャレンジするなら「水習字」がおすすめです。
習字に慣れるためには何度も「筆を使う」ことが大切ですが、墨汁の汚れ、墨や半紙の無駄も気になります…。
水習字は、墨汁の代わりに「水」を使うので、汚れる心配のない優れもの!書いて、乾いたら消えるので、何度も練習ができます。
特殊な紙、筆、お手本などがセットになった様々な「水習字セット」も市販されていますよ。
100円ショップで見つけた優れもの
100円ショップでも水習字が気軽に楽しめる商品を発見しました。
セリアの「水書き練習シート」です。(一枚入り税込み110円)水をつけた筆で文字を書くと墨汁で書いたような黒い字となるので不思議です。そして、10分ほど乾かすとすっかり文字が消えていきます。
筆はセットではありませんが、100円ショップで購入できました。合計220円で気軽に「書初め」が楽しめます。
水習字は、乾いたら消えてしまうので作品を残せないというデメリットも…。上手に書けたら写真を撮って残しておくとよいですね。
後編は、小学生の書初め事情をご紹介します。
ライター/泉水四つ葉