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公開:2026.8.27

夏休み明け、子どもの「憂鬱」を防ぐには?

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岡沼 美樹恵

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楽しい夏休みが終わり、仙台市内では学校に子どもたちが戻ってきました。
しかしながら、長く休んでいたがゆえに「学校に行くのが憂鬱」というお子さんもいるかもしれません。

文部科学省が令和5年に実施した調査によると、不登校になった時期として最も多かったのは9月で、小学生の約17.4%、中学生の約21.2%が9月に不登校になっています。これは1年間で最も高い割合。新学年が始まる4月よりも多いのは、一体なぜなのでしょうか?

夏休み中は生活リズムが崩れがちになり、遅寝遅起きや不規則な食事時間が続くと、学校の規則正しい生活に戻るのが難しくなります。学校に戻ることで、早起きして決まった時間に登校・授業を受ける生活へ戻ることは、大人が思う以上に負担となります。また、学業の遅れや友人関係のトラブルがある場合、学校生活に対する不安が大きくなることがあります。

また、注意したいのが「理由を聞いても本人が分からない」ケースです。「いじめられているわけじゃない」「友達もいる」「学校が嫌いなわけでもない」「でも、朝になると行けない」ということも珍しくないのです。ストレスが積み重なった結果、頭痛や腹痛、吐き気、だるさ、朝起きられないといった身体症状として現れることもあります。こうした「学校に戻るのが不安」なお子さんに対する対策を考えていきます。

文部科学省「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の課題に関する調査結果

ストレスの軽減
お子さんの不安やストレスを理解し、それに対するサポートを提供します。例えば、学校生活に関する話を聞いてあげる、悩みを共有することで、安心感を与えます。毎日お子さんと会話する時間を設け、お子さんが抱える問題や不安を共有する場を作ってあげるようにしましょう

ポジティブな環境作り
学校に行くことに対してポジティブなイメージを持たせるようにします。新しい友達との出会いや、新しい学びの機会を楽しみにするような話題を提供します。習い事やアクティビティなどで学校外での学びや楽しみを増やしてあげたり、友達との交流機会を増やしてあげたりするのもいいでしょう。

学校との連携
不登校の兆候が見られた場合、早めに学校と連絡を取り、協力体制を築くことが重要です。学校側も子供の状況を理解し、適切なサポートを提供してくれるはずです。定期的に担任教師とコミュニケーションを取ったり、学校行事やPTA活動に積極的に参加したりすると、学校との連携が取りやすくなります。

専門家の支援
長期的な不登校が続く場合、心理カウンセラーや児童精神科医の支援を受けることを検討します。専門家の助けを借りて、お子さんの心理的な問題を解決する手助けをします。

先述の文部科学省の調査結果でも、「長期休業明けには子どもの心や体調の変化に注意し、悩みや不安を早期に把握すること」を求めています。家庭だけで抱え込まず、担任や養護教諭、スクールカウンセラーなどに相談することも選択肢の一つです。夏休み明けにお子さんが不登校になる原因はさまざま。生活リズムの乱れ、ストレスや不安、環境の変化、家庭環境の問題などが影響します。これらの問題に対処するためには、生活リズムの調整、ストレスの軽減、ポジティブな環境作り、学校との連携、専門家の支援、家族のサポートが必要です。具体的なアクションプランを立て、段階的に実行していくことで、安心して学校生活に戻れるようサポートしていきましょう。

※この記事は、2024年8月21日の記事を再構成、資料の刷新を行ったリライト記事です。
お子さんの夏休み明けの学校生活再開の参考になれば幸いです。

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岡沼 美樹恵

大学卒業後、出版社に入社。編集局勤務を経て、1999年よりフリーランスに。以来、「河北新報」「中日新聞」などの新聞、「週刊TVガイド」「S-Style」などのエンタテインメント雑誌、「machinaviPRESS仙台」「河北ウイークリーせんだい」などのフリーペーパー、「手とてとテ」「マイベストプロ宮城」などのウェブ媒体で幅広く執筆活動を続けている。そのほか、観光パンフレット、企業パンフレット、広告コピーなど実績多数。ネットで人気の猫“まる”と“はな”のフォトエッセイ「英語で楽しむ!I am Maru.私信まるです。」(双葉社)では、翻訳と英語解説を務めた。

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