「医食同源」の言葉通り、食べるものが健康に与える影響はとても大きなもの。
「子どもにも、体にいいものを食べさせたい!」と考えるママやパパも多いのではないでしょうか。
そこで、漢方理論から導く、この時期、子どもたちに食べさせたい「子ども薬膳」をご紹介。漢方臨床指導士・漢方カウンセラーとしてさまざまな人たちの体の不調に耳を傾け、改善へと導いている大町桜花枝さんに、隔月でお話を伺います。 今回は「初春」の後編、この時期に積極的に摂りたい食材を紹介します。
成長の早い食材で【肝】の高ぶりを抑えよう
春は、大人だけでなく、子どももなんだかそわそわしますよね。
卒業、入学などで環境が変わるこの時期は、この肝の高ぶりをセーブするためにゆったりと散歩をしたり、アロマやハーブなどを取り入れたり、新鮮な空気をたっぷり呼吸したりすることを心掛けましょう。
そんな【肝】が高ぶるこの季節には、食材はニラやもやしなど成長のはやい野菜がおすすめです。また、肝の気を抑え、血を補う食材であるあさりやほうれん草、小松菜などを積極的に摂りましょう。
次週は、これらの食材を使用した簡単レシピを紹介します。
取材協力/大町桜花枝さん
ライター/岡沼美樹恵