箸の練習はいつから?教える時期と箸の選び方<後編>

日本人が食事の際に欠かせないのが「箸」です。箸の使い方は、大人になってからのマナーにも大きくかかわってくるため、しっかりしつけたいというパパやママも多いのではないでしょうか。子どもに箸の練習をさせ始めるのは、一体いつが適切なのでしょうか?後編では、どんな箸がトレーニングにおすすめなのかを紹介します。

練習にはどんな箸を使えばいい?

子どもの箸の練習では、トレーニング箸や矯正箸を使うことが多いようです。人差し指や中指、親指などにリングやサポートが付いていて使いやすいのが特徴ですが、お子さんによってはリングなどを嫌がることもあるようなので、無理をさせず滑りにくいもので練習しましょう。箸の長さは、3歳以下は14~15cm以下、3~5歳の子どもには、15~17cm程度がよいといわれていますが、これもあくまで目安です。お子さんの持ちやすいものを選んであげてください。

また、箸の練習はあくまでも「楽しく」が一番。しつけももちろん大切ではありますが。お子さんの「やりたい」という気持ちを大切にしてあげて、厳しくするのはやめましょう。叱るよりもほめて「できた!」という気持ちを伸ばしてあげるほうが、より早く上手に使えるようになるかもしれません。

家で過ごすことが多くなるこの季節。「うちの子にもそろそろ箸の練習を…」「この機会に正しい箸の使い方を教えたい」と考えているパパやママは、トレーニング箸などを利用してお子さんと一緒に練習するのもいいかもしれませんね。

ライター/岡沼美樹恵