1月14日、15日は、「大学入学共通テスト」が行われました。翌日の朝刊に掲載されたテスト問題を見て、毎年のことながら文字量の多さに驚愕し、「小さい頃からの読書は重要だな…」と改めて感じました。
さて、前編に続き、子供を読書好きにするための方法を考えていきたいと思います。今回は学童期の仕掛けづくりです。
「読み聞かせ」から「音読」へ
幼児期にたくさん読み聞かせをしてあげたのに、小学生になったら全く本を読まなくなってしまった…という声もよく聞きます。
それなら「読み聞かせ」を継続してみてはいかがでしょうか。
小学生なのに「読み聞かせ」が恥ずかしいと感じる子には「音読」を親子で交互に行うのもおすすめです。国語の教科書、国語の読解教材は声を出して読むことで理解しやすくなるようです。
我が子は「読解問題」に苦戦している時に、親が声を出して読んであげると、意外と全貌を理解してスラスラ解き始めることもあります。
「読書」のジャンルを広げて選ぼう
読書量が多いほど語彙力は高いといわれていますが、そもそも「本」が好きではない子に、文字ばっかりの興味のない小説をすすめても苦痛でしかありませんよね。
一番良いのは、好きなジャンルを好きなように選ばせることだと思います。生物、植物、歴史、ゲームなど、多数のテーマの本があります。書店や図書館で「自分で」選ぶことが大切だと思います。
「こども新聞」という選択肢も!
どうしても読書をしないなら、マンガや電子書籍でも良いと思いますし、こども新聞の購読もおすすめです。
こども新聞には、毎日届く「朝日小学生新聞」(月額2100円)や「毎日小学生新聞」(月額1750円)、毎週木曜日のみ届く「読売KODOMO新聞」(月額550円※いずれも税込)の代表的な3紙があります。特に読売は、週1回なので、無理なく継続できそうですね。ニュースを理解しながら、自然と語彙も増えていくので、読書嫌いの子も試してみてはいかがでしょうか。
小学生が読書習慣をつけるコツ
子は親の背中を見て育ちます。子どもが読書習慣をつけるには、まずは親が読書する姿をみせるといい…という話は聞いたことがありませんか?勉強も同じように、子供にやってほしいと思うことは、大人も一緒に 行ってみるのが一番良いかもしれませんね。
また、リビングやダイニングに本棚を置いて、すぐに本を手に取ったり、調べたりできる環境を整えることが重要なのだそうです。
我が家では、子供がよく通る動線上(学習スペース近くの通路)に本棚を設置してみたところ、本を手に取る機会が格段にアップしました。
最後に…どんな本を選んだらよいかわからない、という方は、絵本の情報サイト「絵本ナビ(https://www.ehonnavi.net/)」を活用してみてはいかがでしょうか。0~12歳、大人まで年齢別に推薦本が紹介されていて試し読みもできますよ。
子供の読書は大切とわかっていても、なかなか習慣化できない方の参考になれば幸いです。
ライター/泉水四つ葉