この春、お子さんが入学や進級された方。心機一転の春は親御さんのサポートも大事な時期となります。前回は入園後の「困った」の解決策を考えていきましたが、今回は入学や進級後に気を付ける点をまとめてみました。
小学校生活はストレス増!
幼稚園や保育園から「学校」にあがり、これまでの生活から大きく変わるのはこの3つ!
・生活面
・人間関係
・勉強
「規則正しい生活」と「拘束時間」
「長時間、保育園に預けていた」「厳しい幼稚園だった」…。だから大丈夫と思っていたら大間違いです。
40分~45分の授業時間が、1日4~6コマ、短い休み時間に掃除など、小学生の生活は大忙し!知らず知らずに、疲れやストレスも溜まっていきます。
人間関係のトラブルが増える!
小学校では、1クラスあたりの人数も増える半面、監視してくれる先生の目も減り、トラブルが幼稚園に比べて増えることが多いようです。
「勉強」という新たなミッション!
園生活との一番大きく異なるのは「勉強」です。低学年では授業についていけないことは少ないと思いますが、長時間座っていることと、宿題にストレスを感じる子も多いはずです。
見逃さないで!子供の「SOSのサイン」
入学や進級のたびに、大きくストレスを感じますが、環境の変化は子供を大きく成長させてくれるものです。しかし、ストレスを抱えすぎている場合は、親御さんがそっとサポートしてあげることも時には必要です。
子供の「SOSのサイン」の一例をご紹介します。
【体調】
だるい、疲れた、という言葉、腹痛、頭痛を訴えている時、湿疹や蕁麻疹も要注意!
【睡眠】
寝つきが悪い場合は、何かストレスを抱えているのかもしれません。極度の過眠も注意しましょう。
【食欲】
食欲がない、明らかに過食、どちらも要注意。体重の増減、体型の変化もチェックしましょう。
【言動】
日常の挨拶をしなくなった、無口になった、外出を嫌がるようになった…そんな時も気を付けましょう。
親ができるサポートは…
SOSのサインが明らかな場合は、先生やスクールカウンセラーに相談する方法もあります。親の判断だけで登校を無理強いしたり、尋問のように悩み事を聞いたり、友人関係に介入しすぎるのもおすすめしません。
実は難しいことですが、日頃から子供の変化を観察し、よく会話をして、信頼関係を築くことが一番大切なのだと思います。
ライター/泉水四つ葉