本格的な夏が始まる梅雨時期は、雨やくもりの日がしばらく続き、何となく気分も優れないこともあります。子供達は外遊びができなくて、体力が有り余っている…なんてこともあるのではないでしょうか。
室内で体を動かして遊べる施設などを利用して思いきり遊ばせたいところですが、お出かけが難しい日もありますよね。でも工夫次第で体はしっかり動かすことはできますよ。
省スペースでもできる運動を!
今回は雨の日に特化した親子でできる運動不足解消法をご紹介いたします。
体と脳を鍛える「数字踏み」
体と脳を同時に鍛えるおすすめの遊びです。省スペースで体を動かせます。
数字の書いたカードを用意してランダムに床に並べます。
- 1~10まで順番に踏んでいく。時間を計ってあげてもOK
- ママが読み上げた数字を瞬時に踏む
- 2つの数字を読み上げて、両足で同時に踏む
- 5,8,3など連続の数字を読み上げて踏む
- 足し算など計算問題を出して、答えを踏む
等々、遊び方は様々。また「動物の絵」「ひらがな」「アルファベット」など、年齢や嗜好によってアレンジもできます。
予め数字が書いたマットなども市販されていますよ。
フラフープ遊び
腰で回したり、くぐったり、ジャンプをしたり…様々な運動に利用できるフラフープはひとつあると雨の日の遊びに活用できます。
体幹を鍛え、リズム感を養うこともできますし、大人のダイエットにも効果的といわれています。
100円ショップなどでは組み立て式のフラフープも売っています。収納や処分の際にも困りませんよ。
親子ヨガ・瞑想
ヨガマットを置くスペースがあれば、親子でヨガを楽しんでみてはいかがでしょうか。YouTubeなどで「キッズヨガ」と検索してみましょう。無料の動画を活用すれば費用もかかりません。柔軟性アップ、体幹強化にもつながります。
また親子で瞑想もおすすめです。3~5分からでもOK。目を閉じてゆっくりと呼吸をしてみましょう。不安やイライラの解消、集中力アップにもつながります。耳を澄ますと雨音もいつもと違う音に聞こえてくるかもしませんね。
室内遊具で鉄棒遊び
雨の日なども遊べるようにと幼少期に「室内遊具」を購入するご家庭もあると思います。ジャングルジムと滑り台という組み合わせもよいのですが、滑り台はすぐに飽きてしまうという声も聞きます。はじめはブランコで、少し成長したら椅子部分を外して「鉄棒」になるものもおすすめです。
幼少期から鉄棒に慣れていると、恐怖心も払拭され、前回り、足かけ回り、逆上がりと技を極めていくことも達成感があります。鉄棒がどんどん得意になり、幼稚園や小学校でヒーローになれるかもしれませんよ。
雨の日の「外」を楽しもう!
雨の日だからと室内に籠っていてはもったいない!雨の日限定の「外」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
自然観察散歩!
気温が低くない日であれば、お気に入りのレインコートを着て長靴を履き、あえて外にお散歩に出てみるのも楽しいものです。雨音や濡れた地面の足音に耳を澄ませることで、運動不足解消と共に感性が養われるかもしれません。そしてアマガエルやカタツムリなど、雨の日に出会える生物もたくさんいます。
帰宅した後は、入浴するなど、風邪対策をしっかり行って、雨の日限定のお散歩を楽しんでみましょう。
お掃除で一石二鳥!
雨の日は、向いているとも言われています。湿気があるのでホコリや砂、花粉などが舞い散ることが少ななく、外であればバケツやホースを使って水を用意しなくても、雨の力を借りて洗い流すことも可能です。
特におすすめなのがベランダや窓掃除。レインコートを着用して、デッキブラシで汚れをゴシゴシ落とし、窓をピカピカに拭き上げる…それだけでも結構な運動になり、お掃除もできて一石二鳥です。いつもと違うシチュエーションに、子供も楽しんでお手伝いしてくれるかもしれませんよ。
雨の日こそ楽しく過ごそう!
「雨だからお出かけできないし、つまらないな…」と思ってしまうと、気分も落ちてしまいます。雨の日だからできる遊びのバリエーションを増やしてあげると、「雨の日は特別な日。楽しい日」と気持ちが前向きになると思います。個人差がありますが、大人も子供も雨の日は体調を崩しやすい人が多いとも言われています。いつでもポジティブに過ごせるよう、子供の頃から「雨の日を楽しむ」習慣をつけてあげると将来的にもプラスに働くかもしれませんね。
ライター/泉水四つ葉