暖かい日が増えてきて公園などで遊ぶ機会も増えていると思います。
鉄棒がある公園にいくと、スイスイと逆上がりをしている子をみて、子供が興味を持っていませんか?
「うちの子も、そろそろ…」と挑戦させてみたいパパ・ママ、ぜひ練習のコツを一緒に考えていきましょう!
逆上がりは何歳から?
幼稚園の遊具で、年少さんあたりから鉄棒にぶら下がったり、年中さんから前回り、年長さんで逆上がり…。逆上がりに挑戦して成功する子は5~6歳が多いかもしれませんが、個人差があります。もっと早くに出来る子もいれば、小学高学年で成功する子もいますので焦らないことが大切です。
その子が「やってみたい」と思う時が適齢期だと思って、練習のサポートをしましょう。
練習の前に確認すること

まずは3つのことを確認してはじめましょう。
- 鉄棒の高さ・・・腰から胸くらい、高すぎず、ちょっと低めかな、という高さを選ぶと、練習しやすいようです。
- 握る位置・・・肩幅くらいがちょうど力が入りやすいので、広すぎたり狭すぎたりしないかチェックを。
- 握り方・・・逆手と順手を迷うと思いますが、子供がやりやすい方でOK。逆手で行っていた方も多いと思いますが、最近は順手がやりやすいとも言われているようです。
逆上がり練習のコツは?
最初は見よう見まねで練習をしていると思います。中にはすんなりできる子もいると思いますが何度やってもうまくいかない…という場合は、様々な方法を試してみましょう。
自転車と同じで、一度成功すると不思議と何度もできるようになるようです。

足を「真上」に蹴り上げる
逆上がりの基本の姿勢から、蹴り上げる「足」が重要です。意外と「前」に流れてしまい、足が真上に蹴れないことが多いようです。
少し補助をしてあげながら、「しっかり地面を蹴って」「足を空に向かって真上に上げる」イメージを持って行ってみましょう。
肘が伸びないようにする
足が真上にあがらない子は「肘の角度」をチェックしましょう。ピーンと伸びていると、鉄棒に体が引き寄せられないので、肘を曲げて体を鉄棒に引き寄せるようにしましょう。
おへそを鉄棒に「引き寄せる」イメージ
肘が少し曲げられるようになったら、次は鉄棒から体が離れていないか確認しましょう。蹴り上げの際に「へそを鉄棒につけよう」と声掛けをしてみましょう。
腰を支えて引き寄せる補助をしてあげると体現しやすいようです。

何度練習してもうまくいかない時は…
親御さんの補助だけでなく、補助道具を使ってみると「自分でできた」感覚が身に付きますのでおすすめです。
逆上がり補助板
学校や幼稚園に用意されている場合もあるので、使用してみましょう。これを使用して練習をしていて、学校や幼稚園で出来るようになる子もたくさんいます。

タオルを使用する
親子練習の際は、マフラータオルなど少し長めのタオルが補助道具になります。
- タオルを腰に回して両端を鉄棒にかける
- 両手で鉄棒と一緒に握る
- タオルで支えられているお腹を引き寄せながら逆上がりをしてみる
同じような効果がある「逆上がり補助ベルト」も市販されてます。
斜め懸垂で感覚と筋力をつける
特に、腕の力が弱い子は、腕の筋力を少し鍛えたり、曲げる感覚を身に付けるとスムーズに成功する可能性があります。
鉄棒を利用して「斜め懸垂」で腕力を無理なく鍛えてから、再度逆上がりに挑戦してみましょう。
動画を撮影して見せる

「足の位置」「おへその引き寄せ具合」など意外と自分の思っている姿とは異なることがあります。今は、スマホやタブレットで動画が簡単に撮影できるので、「自分の姿」を見せてあげることも成功のコツです。
「成長の記録」や「成功の瞬間をおさめる」という意味でも、動画撮影はおすすめです。
ママ・パパサポートの注意点

逆上がり練習をはじめると、つい親御さんの方がヒートアップしてしまい、励ますどころか、怒鳴ったりしてまう人もいるようです。絶対に焦らず「冷静なアドバイス」や「ポジティブな声掛け」をすることが一番大切だと思います。
叱ったり、他の子と比べたりするのは言語道断。子供のやる気が失せてしまっては、成功への道のりは遠くなってしまいますよ。
ぜひママ・パパは「子供の頑張りをサポートする」「成功までの過程を楽しむ」つもりで、挑戦しましょう。
一緒に挑戦して「成功した瞬間」は感動そのもの!親も子も、生涯忘れないかけがえのない思い出になりますよ。
ライター/泉水四つ葉