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公開:2023.3.8

子ども薬膳で、健やか生活 ~初春編~<前半>

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岡沼 美樹恵

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「医食同源」の言葉通り、食べるものが健康に与える影響はとても大きなもの。

「子どもにも、体にいいものを食べさせたい!」と考えるママやパパも多いのではないでしょうか。 そこで、漢方理論から導く、この時期、子どもたちに食べさせたい「子ども薬膳」をご紹介。漢方臨床指導士・漢方カウンセラーとしてさまざまな人たちの体の不調に耳を傾け、改善へと導いている大町桜花枝さんに、隔月でお話を伺います。今回は「初春」の薬膳です。

「自律神経のバランス調整」の役割のある【肝】に注目

冬眠していた動物達が動き出し、草木が芽吹く春。人も冬の間あらゆる機能が緩やかになっていた状態からようやく活発に動くモードへと切り替わります。緩やかになっていた分、身体は老廃物などで滞りがちに。そんな春は「解毒」「自律神経のバランス調整」の役割のある【肝】に注目します。

活発モードへとエンジンがかかると、この【肝】の気が高ぶりやすくなります。高ぶりは上へあがる傾向があるためイライラ、目の充血、不眠、花粉症など頭部に症状が出やすく、また血圧の上昇などが現れます。

よく怒る表現で『頭にくる』という言葉を使いますがこれは肝の気の上昇が招くイライラの症状を言っているのです。

<後編>では、この時期に積極的に摂りたい食材を紹介します。


取材協力/大町桜花枝さん

ライター/岡沼美樹恵

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岡沼 美樹恵

大学卒業後、出版社に入社。編集局勤務を経て、1999年よりフリーランスに。以来、「河北新報」「中日新聞」などの新聞、「週刊TVガイド」「S-Style」などのエンタテインメント雑誌、「machinaviPRESS仙台」「河北ウイークリーせんだい」などのフリーペーパー、「手とてとテ」「マイベストプロ宮城」などのウェブ媒体で幅広く執筆活動を続けている。そのほか、観光パンフレット、企業パンフレット、広告コピーなど実績多数。ネットで人気の猫“まる”と“はな”のフォトエッセイ「英語で楽しむ!I am Maru.私信まるです。」(双葉社)では、翻訳と英語解説を務めた。

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