数年前から物価が上昇し、物価上昇はいつまで続くのか、不安ですね。スーパーに行けば、さまざまな商品が値上がりしているのを感じて、財布のひもがきつくなります。
特に野菜や果物が高くて困っているという声もよく聞きますが、何か対策をしてますか？
「お得感がある袋づめのカット野菜を買う」「以前より買う量を減らしている」
「価格が比較的安定していて安い、もやしやスプラウト、キノコ、豆類などを積極的に買う」
「冷凍野菜を活用している」といった声もあります。
私の場合、夏場は、家庭菜園を頑張っている友人から新鮮な野菜を分けてもらったりしていました。でも、うちはビルの谷間にあるマンションで陽当たりも良くないし、しかもズボラで、水やりを忘れてしまうことも多く、植物や野菜の栽培は何度か挫折を経験しています。でも、こういうときこそ、自力で何とかしなければと、久々にベランダ菜園と水耕栽培を始めました。
■ベランダで家庭菜園
最初に用意したものはこれだけ。ホームセンターと100円ショップで購入しました。
〇家庭菜園用のプランター（軽くて持ち運びがしやすいものが便利）
〇土（元々肥料が配合されている野菜用の培養土でそのまま植え付けが可能）
〇その時期に植えられる種（100円～250円位）
〇木材（廃水を考えて、プランターの下に空間を確保しました）
【ホウレンソウ】2024年11月下旬にホウレンソウの種を植えてようやく葉っぱが出てきました。
2024年11月 芽が出ました。間引きをして、肥料をあげました。
2025年1月26日 食べられる葉っぱがでてきました。
2025年3月3日 暖かくなるにつれて、弱弱しいけど、育ってきました。
冬の時期に始めたので、成長がゆっくりで、だめかもしれないと諦めそうになりましたが、じっくり待てば3月下旬には、少量の自家栽培のホウレンソウが食べられそうです。ちなみに同時期に植えた「ちぢみ雪菜」は、ホウレンソウほど育っていません。野菜を育てるのは、やはり時間がかかりますね。野菜が高いのも納得だし、生産者さんの苦労も少しですが分かりました。失敗は成功のもとと考えて策を考えましょう。
■気軽にできる水耕栽培、再生野菜（リボベジ）
ベランダでの家庭菜園より、もっと簡単に野菜が育ようと考え、次にチャレンジしたのが土を使わない水耕栽培です。水耕栽培キットも売っていますが、家にあるものとスーパーで買ってきた野菜、水を使って、経費をかけずに始めれば、失敗しても悔いはないはず！また、虫がつきにくく、清潔に栽培できることもメリットです。
用意するものは、家にあるもので十分
〇容器（使い終わったペットボトルや牛乳パック、豆腐やアイスなどが入っていたプラ容器、コップ、タッパー、皿などを利用）
〇野菜（根っこがついている部分を残して切ります）
〇水道水
〇液体肥料（ハイポネックスなど）
育て方は、野菜を容器に入れて水に浸すだけ。液体肥料を数滴落とすと成長が早いですが、私は使いませんでした。水を毎日取り換え、窓辺など日が当たるところに置くだけ。水を替えないでそのままにしていると、コケや藻、カビが生えることがあります。種から始める水耕栽培もありますが、この方法は再生野菜（リボベジ）といって、初心者でも育てやすく、何度も収穫できます。
【小松菜】
根元から5ｃｍぐらいのところを切って水につけました。正確に記録していませんが、1週間位で元気な葉っぱがでてきました。量が少ないので、味噌汁の具に使うのもいいですね。また、間口の狭いコップに入れておくとのびのび育たないので、余裕がある容器に変えてあげるといいでしょう。
【ニンジン】葉っぱの根元を1.5ｃｍ～2ｃｍ位を残して切り、水に浸しておくだけ。
2月5日に水耕栽培を開始
2月11日（1週間後） 根っこが伸びてきました。
2月22日(17日後) 結構もさもさと生えてきました。いつでも収穫できます。
パセリのような感覚で、刻んでスープやサラダにトッピングしたり、肉料理に添えるなど、彩りにいいですね。
冷蔵庫にあるもので、サラダをつくり、トッピングしました。
【ネギ】何にでも使えるネギも自宅で育てられたら嬉しいですよね。根っこから5ｃｍ位のところを切って、水に入れました。
2月11日
2月15日（4日後） ネギがにょきにょきと伸びてきました
3月4日(3週間後) 一番長いネギは38ｃmに育ちました。どこまで伸びるんだろうと期待してなかなか収穫ができません。途中から下にアルミホイルを敷いたのは、野菜に光をより当てるためです。
いかがでしたか。手探りで、動画などを見ながら工夫して、少しずつやり方を改善していこうと思います。0円で始められて、少量の野菜でも家計の助けになります。お子さんと一緒に、野菜の成長を観察すれば食育にもなり、楽しいですよ。
