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公開:2026.10.18

日が短くなる秋、夕方どう過ごす?

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岡沼 美樹恵

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10月から11月にかけて、夕暮れが早くなってきます。少し前まで明るかった時間に外を見ると、もう薄暗くなっていて、季節の変化を感じて焦ってしまう方も少なくないのでは?
公園ではまだ遊びたい子どもと、夕食やお風呂の時間が気になるママやパパ。帰宅してからも、子どもの相手をしながら家事を進めるのは大変です。日が短くなる秋は、夕方の過ごし方を少し見直すチャンスでもあります。
この記事では、なかなかやんちゃな幼少期を過ごした息子を育てた、ライター・岡沼の経験をもとに構成します。子育て中のみなさんの参考になれば幸いです。

帰るタイミングを、遊ぶ前に伝えておく

夢中で遊んでいる子どもにとって、突然の帰宅の声かけは受け入れにくいものです。大人には夕食までの段取りが見えていても、子どもは目の前の遊びを楽しんでいます。
まずは、公園に着いたときなどに、帰るタイミングを伝えておきましょう。時計が読める子なら時刻を一緒に確認し、まだ難しい子には、滑り台をあと何回滑ったら帰るかなど、わかりやすい目安を相談します。
帰る少し前にも声をかけ、最後に何をして遊ぶかを子どもが選べるようにすると、区切りをつける助けになります。ただし、一度約束したからといって、毎回すんなり帰れるとは限りません。うまくいかない日があっても、約束を守れなかったことばかりを責めず、「家に変えればもっとこんな楽しいことがあるよ」など、少しだけ“にんじん”をぶら下げるのもありかもしれません。

まだ遊びたい気持ちを、いったん受け止めて

帰りたがらないときは、楽しかったことや、まだ続けたかった気持ちを言葉にして受け止めます。気持ちを認めることと、遊び続けることを認めることは別です。共感したうえで、今日は帰る時間だと落ち着いて伝えましょう。
帰り道に落ち葉やどんぐりを探したり、家に着いたら読む絵本を相談したりと、次の小さな楽しみを用意するのもよいでしょう。公園から玄関までを急ぐだけの時間にせず、一緒に歌を歌ったり、子どもの好きなテレビ番組の話をしたりして、気持ちを切り替える時間として使ってみてください。
また、子どもは疲れや空腹で切り替えが難しくなることもあります。いつも帰り際にぐずる場合は、遊ぶ時間を少し短くする、休日にゆっくり遊べる機会を設けるなど、予定そのものを調整する視点も大切です。

帰宅後は、ひと息つける時間をつくる

帰宅したらすぐに手洗い、着替え、片づけ。大人は次々と進めたくなりますが、子どもも園や学校、外遊びで疲れているかもしれません。
手洗いなど必要なことを済ませたら、水分をとったり、少し座ったりする時間をつくりましょう。大人も上着を脱いでひと息つき、今日の出来事聞く。それだけでも、帰宅後の慌ただしさがやわらぐことがあります。
子どもが話したがらない日は、無理に聞き出さなくても大丈夫です。隣に座る、抱っこするなど、その子が安心できる関わり方で過ごしましょう。短くても気持ちが通う時間があると、その後の家事に向かいやすくなる場合もあります。

室内遊びは、短時間で楽しめるものを

外遊びの時間が短くなった分、家でも楽しめるものを用意しておくと、夕方の選択肢が増えます。特別なおもちゃや、凝った準備は必要ありません。折り紙、塗り絵、積み木など、出し入れが簡単で、途中でも区切りやすいものがおすすめです。積み木で動物の家を作る、好きな食べ物の絵を描くなど、小さなテーマを一つ決めると遊び始めやすくなります。体を動かしたい子には、安全な場所で動物の歩き方をまねしたり、音楽に合わせて踊ったりする遊びもあります。周囲の家具や足元を確認し、住まいの環境に合わせて楽しみましょう。
大人がずっと隣について遊べない日もあります。年齢や安全面に配慮しながら、夕食の支度をする場所の近くに遊ぶスペースを設けるなど、互いの気配を感じられる工夫も役立ちます。

夕食の準備は、子どもと一緒に

子どもが何度も呼びに来て家事が進まないときは、一緒にできることを探してみましょう。お箸を並べる、割れにくい食器を運ぶ、レタスをちぎるなど、短時間で終わる役割なら取り組みやすくなります。

私がよくやっていたのがが「まぜご飯」。この時期なら、鮭とキノコ類をバターと醤油で炒めたものをご飯に混ぜます。その“混ぜる”作業を子どもにやってもらうことで「僕がつくったご飯」として喜んで食べてくれました。母としても「ありがとう、おいしいね」と声をかけると、とても誇らし気で思わず笑みがこぼれたのを思い出します。

夕暮れの帰り道は、安全にもひと工夫

暗くなるのが早い時期は、帰り道の安全も見直しておきたいところです。出発時は明るくても、帰るころには周囲が見えにくくなることがあります。明るく歩きやすい道を選び、道路を渡る場所や歩き方を親子で確認しましょう。衣類や持ち物に反射材を取り入れるのも一つの方法です。遊びに夢中になっているうちに暗くならないよう、帰宅までの時間を見込んでおきます。

秋の夕方を、いつも予定どおりに過ごす必要はありません。帰宅後にすることを一つ減らす、遊びの終わり方を変えてみる。そんな小さな工夫から、親子に合う過ごし方を見つけていきませんか。

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岡沼 美樹恵

大学卒業後、出版社に入社。編集局勤務を経て、1999年よりフリーランスに。以来、「河北新報」「中日新聞」などの新聞、「週刊TVガイド」「S-Style」などのエンタテインメント雑誌、「machinaviPRESS仙台」「河北ウイークリーせんだい」などのフリーペーパー、「手とてとテ」「マイベストプロ宮城」などのウェブ媒体で幅広く執筆活動を続けている。そのほか、観光パンフレット、企業パンフレット、広告コピーなど実績多数。ネットで人気の猫“まる”と“はな”のフォトエッセイ「英語で楽しむ!I am Maru.私信まるです。」(双葉社)では、翻訳と英語解説を務めた。

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