【地域の相談窓口】「どうしよう」と思ったら「よつ葉相談室」へ!
子育てのこと、子どもの発達、親の介護、家族との関係、自分自身の不安。悩みが複雑に絡み合って「誰かに聞いて欲しい」と思うことはありませんか。でも「どこに相談したらいいのか分からない」「行政や専門家に相談するほどでもない」と躊躇してしまう方も多いはずです。
仙台市を中心に活動する「よつば相談室」は、赤ちゃんから高齢者まで、年齢や分野を問わず、暮らしの困りごとを一緒に整理し、必要な支援や人につなぐ相談窓口です。
「こんなことで相談していいのかな」と迷う人にこそ知ってほしい、よつば相談室の活動について、代表の東海林(しょうじ)つばささんにお話をお伺いしました。
子育ても介護も、ひとりで抱えないための相談室
Q. 「よつば相談室」は、どんな相談窓口なのでしょうか?
一言でいうと、「どこに相談したらいいのか分からない」という方のための窓口です。
例えば、子どもの発達が気になる、子育てに疲れてしまった、親の介護と子育てが重なっている、家族との関係に悩んでいるなど、困りごとはみなさん異なります。
介護の問題を解決しようと思ったら、実はまず子育ての問題を解決しないといけなかった、ということだってあります。
だから、まずは一緒に状況を整理します。「ここが解決すれば、少し生活が楽になるんじゃないか」というところを見つけて、必要な行政機関や事業者、専門分野の窓口につないでいきます。
Q. 具体的に、どんな相談を受けていますか?
本当に様々なケースがあります。中でも、子どもの発達に関する相談や、子育て中のお母さんからの相談は多いですね。
「夫が夜勤なのに、赤ちゃんが具合悪い。そうしたらいい?」といった相談もあります。必要があれば訪問したり、電話でこまめに話を聞いたりします。
「こんな小さなことで相談していいのかな」と悩まずに、「どうしよう」と思った時点で、相談してください。実際に「何もないんですけど、なんとなく不安で電話しました」という方もいるくらいです。

専門分野を生かす、5人の相談員
Q. 相談を受けた後は、どのように支援してくれますか?
私たちが何でも直接解決するわけではありません。
例えば介護タクシーが必要なら、ケアマネジャーがいなければ一緒に調整したり、必要な行政機関や専門機関につないだりします。
大切なのは、本人が自分で選択できるようにすること。
「こうしてください」と答えを押し付けるのではなく「こういう方法もあります」「こういう選択もあります」とお話しして、最終的には本人が決めていく。その支援をしています。
Q. 相談室にはさまざまな専門分野を持つ方が参加しているそうですね。
私を含め、現在は5人で活動しています。
私は介護職から福祉の分野へ、働きながら通信制大学で社会福祉を学び、社会福祉士を目指してきました。高齢者施設や病院など、さまざまな現場を経験しています。
ただ、子どもや障がいの分野を専門としているわけではないので、わからないことも多い。そこで、児童、障がい児支援、医療、行政など、それぞれの現場で経験を積んできた方たちとつながりました。
それぞれの専門性を持ち寄ることで、赤ちゃんから高齢者まで幅広く相談できる体制をつくっています。

気軽に相談してもらえるよう相談は「無償」に
Q. なぜ相談を無償にしているのでしょうか?
相談することへのハードルを下げたかったからです。
公的機関に相談するのは、少し勇気がいることもありますよね。「どこに電話すればいいんだろう」と迷うこともあります。
だから、まず「不安」を感じた時点で「あ、よつばに聞いてみよう」と思ってもらえたらいいなと、無償にしています。
私たちは相談事業とは別に、企業や団体向けの研修企画事業、社会資源推進事業による「事業支援」などにも取り組んでいて、無償化を支える柱となっています。そこで得た収益を活動資金として地域支援に循環させる仕組みをつくっています。
この8月からは法人化して、より相談しやすい体制を整えています。
相談者から利益を得るわけではないので、必要な支援を中立的な立場で一緒に考えられる。それも大切なことだと思っています。
Q. 東海林さんが感じる地域の課題はありますか?
昔より、現代は悩みが多様化し、可視化しにくくなっていると思います。
SNSやインターネットを通じて、子どもたちの世界も親が見えないところまで広がっていますよね。ゲームの課金やSNS上のトラブル・いじめなど、以前とは違う問題も増えていると痛感します。
18歳で成人になることで、若い人の消費者トラブルや多額の負債の相談もあります。
だからこそ、問題が起きてから対応するのではなく、その前に「ちょっと心配だな」「このままだと大変になるかもしれない」という段階で相談できる場所が必要だと思っています。
きっかけは「話をきいてほしい」だけでいい
私たちは、悩みをすぐ解決に導かなければいけないとは思っていません。
今はただ話を聞いてほしい、ということもある。少し距離を置いて考えたら、いい方向にいくこともあります。
何が問題なのか、自分でも分からなくていいんです。まず、悩んだら連絡をください。話しているうちに、自分の中で整理されていくこともあります。
支えられた人は、いつか支える側になれると思っています。私たち専門職だけが人を支えるのではなく、誰もがソーシャルワークの考え方を知り、身近な人を支えられる地域になってほしいと願っています。
「どうしよう」と思ったら、「よつ葉」がある!それだけ、ぜひ覚えておいてください!
「どうしよう」と思ったら「よつ葉」へ
___東海林さん、たくさんお話ししていただき、ありがとうございました。
子どものこと、夫婦のこと、親戚のこと…。知り合いには相談しにくい、と悩みを自分の中で抱え込んでしまっている方って実は多いと思います。「こんな相談窓口があったらいいな」が形になっているのが「よつ葉相談室」だと感じました。
「話を聞いて欲しい」そう感じている子育てママ・パパ、ぜひ気軽に「よつ葉相談室」にお問い合わせしてみてくださいね。
◇◆◇◆◇◆ 事業者概要 ◇◆◇◆◇◆
一般社団法人ソシアルアンドワークス
■代表理事:東海林つばさ
■電話:022-200-6482(代表)
090-5666-9378(東海林)
■公式SNS
Instagram https://www.instagram.com/yotsuba_sw/
◎お問い合わせ・ご相談 022-200-6482(代表)
仙台市出身のライター。1児の母(小学高学年の女の子)として「スポーツも勉強も全力で、毎日楽しむ」をめざした子育てを日々追求。趣味はマラソンや娘と泳ぎにいくこと。教育本や自己啓発本、教材探しも大好き。基礎水泳指導員資格、ヨガインストラクター2級・全米ヨガアライアンス200取得。少しでも子育てママのお役に立てる情報がお届けできればうれしいです。