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公開:2026.9.18

異例の流行!インフルエンザ、親子でどう防ぐ?

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岡沼 美樹恵

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寒い季節に流行するイメージが強いインフルエンザ。しかし、報道などで伝えられている通り、今年は例年にない早さで流行しており、厚生労働省宮城県の発表では、8月24日から30日までの1週間で県内の定点医療機関でインフルエンザと診断された人の数は、1医療機関あたり2.44人。仙台市内では、青葉区と泉区にある6つの小中学校で学年閉鎖や学級閉鎖が閉鎖になりました。

子どもが集団生活を送る保育園や幼稚園、学校では感染が広がりやすく、「クラスでインフルエンザが出た!」と聞いてドキッとするママやパパも多いのではないでしょうか。インフルエンザは、発熱や咳、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの症状が現れる感染症です。一般的な風邪に比べて全身症状が強く、小児ではまれに急性脳症などの重い合併症を起こすこともあります。今回の記事では、家族みんなで取り組むことができる予防のポイントを紹介します。

まずは基本!「手洗い」を習慣に

インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみなどによる「飛沫感染」と、ウイルスが付着したものなどを介する「接触感染」です。予防の基本となるのが手洗い。流水と石けんによる手洗いは、手指についたウイルスなどの病原体を物理的に取り除くために有効です。

帰宅したときはもちろん、食事の前などにも手洗いを習慣にしましょう。小さな子どもは洗い方が不十分になりやすいので、「指の間は洗ったかな?」「親指もクルクルしよう」などと声をかけながら、大人と一緒に洗うのがおすすめです。外出先など、すぐに手洗いができない場合には、アルコール製剤による手指衛生も有効です。

「咳エチケット」も子どもと一緒に

咳やくしゃみをするときは、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖などで口と鼻を覆う「咳エチケット」も大切です。気をつけたいのが、手のひらで直接、咳やくしゃみを受け止めること。その手でドアノブやおもちゃなどに触れると、周囲に病原体を広げてしまう可能性があります。「咳が出るときは、腕でお口を隠そうね」など、子どもにも分かりやすい言葉で伝えてみましょう。

部屋の乾燥にも注意しよう

空気が乾燥すると、気道の粘膜の防御機能が低下するとされています。乾燥しやすい室内では、加湿器などを利用して50~60%程度の湿度を保つことも感染対策のひとつです。ただ、加湿だけに頼るのではなく、こまめな換気も忘れずに。さらに、十分な睡眠や休養、バランスのとれた食事など、毎日の体調管理も大切です。

インフルエンザワクチンはどうする?

インフルエンザ対策として検討したいのが予防接種です。インフルエンザワクチンには、感染を完全に防ぐ効果があるわけではありませんが、感染後に発症する可能性を低くする効果や、発症した場合の重症化を防ぐ効果があるとされています。子どもに接種させるかどうか迷う場合は、年齢や体調、基礎疾患の有無なども含め、かかりつけの小児科医などに相談してみましょう。
仙台市では子どものインフルエンザ予防接種は、予防接種法に基づく「定期接種」ではなく「任意接種」です。仙台市は2025年10月の市民への回答で、子どものインフルエンザ予防接種について公費による費用助成を行っていないとしています。接種料金は医療機関によって異なるため、予約時に確認しておくと安心です。

 「もしかしてインフルエンザ?」と思ったら

急な発熱や咳、強いだるさなどが見られたら、無理に登園・登校させず、自宅で休ませましょう。
インフルエンザの治療では抗インフルエンザウイルス薬が使用されることがあります。こうした薬は発症から48時間以内に服用を開始すると、発熱期間を通常1~2日程度短縮し、ウイルスの排出量を減らすとされています。ただし、薬が必要かどうかは症状や年齢などによって異なるため、医師の判断に従いましょう。
また、子どもの様子がおかしい、呼吸が苦しそう、意識状態がいつもと違うなど、心配な症状がある場合には早めの相談・受診が大切です。

夜中の発熱!受診するか迷ったら「#8000」

「夜中に急に熱が上がった」「すぐ病院へ行くべき?」――。子どもの体調が急変すると、保護者も判断に迷います。宮城県では「宮城県こども夜間安心コール(#8000)」を利用できます。子どもの突然の病気やけがについて、すぐに受診したほうがよいのか、自宅で様子を見てもよいのかなどを相談できます。
電話番号は「#8000」。利用できない電話の場合は「022-212-9390」です。受付時間は毎日19:00から翌朝8:00まで。緊急性が高い、重症と思われる場合には、迷わず119番へ連絡しましょう(15歳以上の大人は#7119へ!)。

帰宅したら親子で一緒に手を洗う。咳が出るときは家族みんなで咳エチケットを意識する。疲れている日は早めに休む――。そんな小さな習慣を家族みんなで続けることが、インフルエンザ対策につながります。そして、体調が悪いときは「頑張って行く」より「しっかり休む」ことも大切です。できる対策を一つずつ。家族みんなで元気に過ごせるよう、日頃から備えておきましょう。

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岡沼 美樹恵

大学卒業後、出版社に入社。編集局勤務を経て、1999年よりフリーランスに。以来、「河北新報」「中日新聞」などの新聞、「週刊TVガイド」「S-Style」などのエンタテインメント雑誌、「machinaviPRESS仙台」「河北ウイークリーせんだい」などのフリーペーパー、「手とてとテ」「マイベストプロ宮城」などのウェブ媒体で幅広く執筆活動を続けている。そのほか、観光パンフレット、企業パンフレット、広告コピーなど実績多数。ネットで人気の猫“まる”と“はな”のフォトエッセイ「英語で楽しむ!I am Maru.私信まるです。」(双葉社)では、翻訳と英語解説を務めた。

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